あの雲の向こうに２ (ページ11)

今日:24 hit、昨日:1 hit、合計:15,413 hit

★６１★ ページ11

医師
　「やっぱり、翔先生いない病ですかね(笑)
　処置もすごくスムーズにさせてくれるし。
　もちろん、挿入の方が負担が多いですけど、
　余計、調子悪くなるかもしれないから、やめようかと
　思ったほどで」

翔「いや、機嫌がよすぎて俺もびっくりしてる。
　普通なら大泣きのはず。まだ、微熱だししんどいのも
　あるかも。
　でも、ぐずぐず言わないんだよね、ママもいないのに。
　さっきも牛乳を1パック初めて飲みきったんだよ。
　いいことなんだけど、普段『にゅうにゅうやら』って
　ジュースを欲しがるんだけどね」

医師
　「正直、謎が多い体調不良ですけど、よくなってきて
　よかったです」

翔「ホントに謎が多い、さとくん、ありがとうって」

智「ありがと、バイバイ」

翔「バイバイって(笑)」

医師
　「バイバイ、あっ、翔先生の背中に乗せてあげようか」

智「ふん、えへ」

翔「今から？もう少ししてからにして・・・(笑)」

智「らめ(ダメ)」

翔「はいはい、わかりました、どうぞ」

医師
　「よかったね～」

俺の背中に上手いこと乗った。

医師
　「とてもうれしそうです、先生、がんばって(笑)」

翔「もう、人ごとだと思って、さとくん、ありがとうって」

智「ありがと」