ぼくたち (ページ37)

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入院　１８ページ37

＜翔先生、お話終って出て行った＞
＜大地くんと2人でうれしいはずなのに、ドキドキしてる。絶対、ご飯のこと怒られる＞
大地side
(翔くんが出て行って、俺を見ながらずっとビクビクしてる空)
大「翔先生との約束、守れる？後、看護師さんがご飯、持ってきてくれたらどうするの？」

空「(ビク)約束守れる。ちゃんとする。看護師さんにも謝る」

大「いいよ。もうこのお話はおしまいね」
(あ～あ～、安心したのか号泣が始まったよ。泣いてばっかりだよ、どれだけ泣くんだよ)

　「オムツは大丈夫？(大丈夫じゃないのは知ってるけど)お腹すいてないの？」

空「出ちゃってる(号泣・翔くん、出ちゃうくらい怖かったみたいだよby大地)、
　お腹すいてるけど、空くんがトレーをグィしたから我慢する」

大 (プリン見せて)
　「これ、食べる？」

空「グス、グス、空くんの大好きなの食べたい」

大「食べようね。もう、泣かなくていいから」
(オムツ交換してもらって、やっとプリン。本当に長かったよ)

大 (プリンとスプーンをテーブルに置いたのに、じっと見つめている？？？なんでだ)
　「食べていいよ」

空「空くん、痛いから食べられない(泣)大地くん、あ～んして」

大 (おいおい、どこが痛いの？手は、どうもないよね。本当に大きな赤ちゃんだよ)
　「エプロンするよ」「ほら、あ～ん」って口に運んであげた。

空 (空くん、痛い痛いだから自分で食べられないもん)
　「美味しい」

大「よかったね」
　 (お腹すいてたから、あっという間に終了)
　「ごちそうさまだよ」

空「プリン、もっと欲しい」

大「でも、晩ご飯あるよ」

空 (プリン、いっぱい食べたかったけど、晩ご飯の約束ある)
　「ごちそうさまする」

(エプロン外して、口の周り拭いてあげて後は、晩ご飯までのんびりしていた)
(本当に甘えん坊発動して、何も自分でやらないけど大丈夫かなby大地)

スタッフステーションでベビーモニター見てる、翔先生と智先生も同じことを
心配していた。

空くん本人は、みんなの心配も知らずにやっとご機嫌にしてる。