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｢ごめんな、今日めっちゃ混んでんのよ〜｣
｢みたいですね…何かお手伝いする事ありますか？｣
｢え！手伝ってくれんの！｣
パーッと顔を輝かせた先輩。
私でよければなんなりと！
｢もちろんです！｣
｢じゃあ、貸出レジお願いしてもい〜？｣
｢分かりました！｣
使ったことないけど、使い方は知ってる。
カウンターの椅子に腰かけて、バーコードリーダーを手に取る。
ずっと見てると体が覚えるって言うけど、あれほんまなんやね。
私は、出された本のバーコードを読み取って、貸出カードを本に挟み手渡していく。
｢お待たせしました。7/20までの貸し出しです｣
憧れの図書委員って感じや。
何冊も対応するうちに人混みが引いてきて、
ようやく、いつも通りの平穏な図書室になった。
人で隠れていた先輩の姿もやっと見える。
｢Aちゃんありがとう｣
｢いえいえ。
今日おひとりなんですか？｣
｢うん…先生出張なんやって。運悪いよな〜｣
先輩は眉を下げて笑う。
…運悪いかな、？
私は一緒にお仕事ができて幸運やと思ってるのに。
ちょっとあざとい女の子に憧れて、
｢…私が来たのに…？｣
と、それっぽく控えめに聞いてみたり…
｢じょ、冗談ですよ！｣
我に返って、やっぱり恥ずかしくなって慌てて訂正した。
｢…ふはっはっはっ｣
本当は照れて欲しかったけど、
先輩が笑ってくれたからまあいっか。
｢今日予定ある？｣
｢え？｣
隣の椅子に座ってそう聞いてきた先輩に、私は戸惑う。
｢駅でさ、なんか食べていかへん？｣
…え？
私の妄想...、じゃない！
｢…は、は、は、｣
｢Aちゃん！？え大丈夫？｣
驚きすぎて変な声を出す私と、若干笑っている先輩。
笑わんといてよもう！
｢それは、えっと、どういう｣
｢別に…一緒になんか食べたいなって。
お礼も兼ねてな？｣
…心臓とまった。
恥ずかしいのか、少し素っ気なく言った先輩に時が止まったような感覚になる。
｢…ぜひおねがいいたします、、｣
｢ふはっ、はいこちらこそ｣
笑顔が眩しすぎや、先輩。
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まるこ。(プロフ) - ナポリタンさん» ご愛読、コメントありがとうございます！うわ〜すごく嬉しいです〜🥲ぼちぼち更新して参りますので、これからもお付き合いいただければ✨️ (2022年11月28日 0時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
ナポリタン(プロフ) - 続き待ってます！曲聴きながら読んでたらいつの間にか泣いてました😭 (2022年11月26日 15時) (レス) @page7 id: 9018b286e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年11月12日 11時
