先輩と図書室。 ページ8
*
いつもの如く、と言うのも面倒なくらい
いつもと同じようにあの場所へ行く。
でも、いつもと違う…？
なんか、凄く騒がしい。
私の聖地が…大切なオアシスが…
崩れ去っていくような感覚に、胸騒ぎがする。
私にとって図書室は、先輩と会える貴重で大切で重要な場所。
私の大好きな先輩を見ることができる、唯一無二の最っ高の場所やのに…。
警戒しつつドアを開けると、
幻かと思うほど人でごったがえしていた。
一体、なにごと…？
人混みの中から先輩の姿を見つけ視線を合わせようとするも、周りには大勢の生徒。
この本はどこや？とか、これを借りたい！とか、
声をかけられまくっている。
忙しそう…、、
というか、どういう風の吹き回し？
図書室にこんなに人集まること、今まであったやろか。
そこら中に散らばる生徒達をよく見ると、上履きが全員同じ色。
2年生か。
授業で使う資料集めとかかな。
｢先輩！これどこにあるか分かります〜？｣
｢あーこれね〜、1番端っこの列の…｣
…ずるい。
私は毎週必ず来てるのに、、。
こんな時だけやってきて、なんや！
いっぱい話しかけやがって…！
と、全く悪いことをしてない彼らに対して、私は心の中で悪態をつく。
先輩全然こっちに気づいてへんし…。
｢うわっ｣
先輩の方を一点集中で見ていたせいで、
図書室を走って出ていく男子生徒にぶつかりそうになった。
もうあぶないな〜、と1人不貞腐れる。
でも、
｢あれっAちゃん？｣
大橋先輩の、たったその一言で
｢、はい！先輩！｣
私の機嫌なんてものは、簡単に治ってしまう。
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まるこ。(プロフ) - ナポリタンさん» ご愛読、コメントありがとうございます！うわ〜すごく嬉しいです〜🥲ぼちぼち更新して参りますので、これからもお付き合いいただければ✨️ (2022年11月28日 0時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
ナポリタン(プロフ) - 続き待ってます！曲聴きながら読んでたらいつの間にか泣いてました😭 (2022年11月26日 15時) (レス) @page7 id: 9018b286e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年11月12日 11時
