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*
途端に静かになったかと思えば、
和也先輩がいつもの調子のままに言う。
｢さっき、2人で写真撮ってたやろ｣
｢え、…見てたんですか？｣
｢うん…
なんか、似合ってた、｣
そんなこと、先輩に世界で一番言われたくない。
でも、そう言った先輩の顔がどこか寂しそうで、また私は期待してしまう。
｢…なんでそんなこと、言うんですか…？｣
｢うーん、ちょっと…｣
先輩が苦笑いで顔を背ける。
｢ちょっと、なんなんですか…｣
せっかく本を閉じたはずなのに、また始めたくなってしまう。
その先はまだ聞けないはずなのに、私は先輩の顔を覗き込む。
｢…言わな、あかんの、？｣
やっと目が合ったと思ったら、そんな顔で見んといて…。
先輩の言いにくそうに出された声が、私の期待と心拍数をどんどん上げていく。
言って欲しいけど、欲しくない。
聞きたいけど、耳を塞ぎたい。
｢…いいです、やっぱり…。｣
私がそう言うって、どうせ先輩は分かってるんや。
やっぱりずるい。
｢Aちゃん、ごめんな？｣
｢え、？｣
なんの謝罪が全くわからへんくて、私はただただ戸惑う。
先輩はこっちを見てくれる訳ではなくて、下を向いていた。
｢俺自惚れてるんやと思うわ｣
和也先輩の自嘲に、あのお祭りの日、自分が言った言葉を思い出した。
｢やから、今日2人の事見て、
…めっちゃ焦った｣
先輩が私の目を見てそう言った。
心臓がドクンと強く鳴った。
それは、答えでええの…？
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まるこ。(プロフ) - ナポリタンさん» ご愛読、コメントありがとうございます！うわ〜すごく嬉しいです〜🥲ぼちぼち更新して参りますので、これからもお付き合いいただければ✨️ (2022年11月28日 0時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
ナポリタン(プロフ) - 続き待ってます！曲聴きながら読んでたらいつの間にか泣いてました😭 (2022年11月26日 15時) (レス) @page7 id: 9018b286e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年11月12日 11時
