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もし大橋先輩と同じクラスやったら、私ちゃんと授業受けられてんのかな。
こんな調子で毎時間やってたら、絶対成績落とす。
全く自慢にならへん。
けど今は、そんな心配いらんから、
普段は見られへん貴重な先輩の勉強シーンを見逃すものかと、私はペンを置いて観察する。
やっぱり先輩は綺麗なお顔やなと、なんとも稚拙な感想が頭に浮かぶ。
真っ白な肌に、クリっとした目の影が落ちる。
すると、大橋先輩はパッと顔を上げて、目が合う。
｢…Aちゃん〜？｣
流石に、先輩に窘められてしまった。
｢あっすみません、つい｣
｢真面目にやりなさいもう〜｣
先輩に笑いながら諭される。
うん、これも悪くない。
ちょっと恥ずかしそうな顔も見られて、私の今日の任務が終わった気になった。
｢あそうや、先輩理数系得意ですか？｣
｢うーん、まあまあできる方ちゃう？｣
｢じゃあ、もし分からへんかったら、テスト期間聞きに行っても…｣
｢ええよ。分からへんかった時だけな？｣
｢はい！
でもほんまに、理数系苦手なんですよ〜…｣
｢Aちゃん文系志望？｣
先輩の質問にコクコクと頷く。
｢そっか…
じゃ、いつでもおいで｣
穏やかにそう言って微笑む先輩。
自分でお願いしたくせに、
予想外の文言というか、憧れのセリフすぎて一瞬ぶわっと顔に血が上った。
大橋先輩はもちろん、そんなの全く気にしてへん様子。
まったく、天然人たらしめ。
やっぱり叶わへん。
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まるこ。(プロフ) - ナポリタンさん» ご愛読、コメントありがとうございます！うわ〜すごく嬉しいです〜🥲ぼちぼち更新して参りますので、これからもお付き合いいただければ✨️ (2022年11月28日 0時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
ナポリタン(プロフ) - 続き待ってます！曲聴きながら読んでたらいつの間にか泣いてました😭 (2022年11月26日 15時) (レス) @page7 id: 9018b286e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年11月12日 11時
