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先輩の居場所を突き止めた翌日。
やっと先輩が図書当番の日になった。
今日の放課後は絶対に会える。
お昼は怖気づいて屋上まで行けへんかったから、放課後は貴重な時間。
そうは言っても、先輩がお友達と食べてる時間を邪魔する訳にはいかんし、
実質会えるチャンスはいつも放課後だけやけど。
｢お！Aちゃん｣
私が図書室に入れば、いの一番に名前を呼んでくれる。
色んな人にこうなんだろうから困るけど、嬉しい。
｢大橋先輩、この本読み切りました｣
窓際の席に座る先輩の所に、本を掲げながら行く。
｢どやった？｣
｢めっちゃ良かったです…でも最後の再会シーンは切なすぎて、1ヶ月くらい引き摺りそうです｣
｢分かる！俺も泣きすぎて次の日目パンッパンやったもん｣
目パンパンの先輩も見てみたい！
…じゃなくて。
余計な事から一旦思考を逸らし、先輩の向かいに座る。
｢風景の描写がほんまに綺麗ですよね。
先輩お気に入りのシーンありますか？｣
｢うわ〜それ聞いちゃう〜？｣
先輩が楽しそうで嬉しい…！
私が話を振ると、目をキラキラさせながら本について話してくれる。
それからしばらく、2人で読んだ本の感想を言い合った。
図書室って普通は静かにしなあかん場所やけど、
良いのか悪いのか、この学校の図書室利用者は少ない。
どころか、いないので話していても良いよと司書さんに言われた。
''ここキュンキュンした！''とはしゃいでいる先輩も、
''悲しすぎるよな…''と眉を下げる先輩も、
全て動画に収めておきたいとさえ思う。
｢先輩、ほんまに読書好きなんですね｣
｢うん、好きやな〜｣
羨ましいな〜好きって言われて〜、
と手に持っている本を眺めた。
｢Aちゃん読書最近好きになったんやろ？
色んな所気づけるのすごいで？そうも考えられるな〜ってまた読みたくなった｣
｢…それは、良かったです、、｣
改めて、目の前にいるという破壊力が凄い…。
目を合わせるのも一苦労。
｢大橋ー｣
｢和也ー｣
先輩の威力に圧倒されていると、名前を呼びながら2人の男女が図書室に入って来た。
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
