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*
そろそろ本題に移らないと。
｢…あの、丈一郎先輩と何かありましたか…？｣
｢…聞いてくれる…？｣
遠慮がちに問うた先輩に頷く。
｢この前、丈が私の事家まで送ってくれてんけど…｣
先輩が恥ずかしそうに下を向いた。
｢その時私熱でぼーっとしてて、
言ってもうたの、''ずっと傍におって''って。｣
熱が出ると、素直になるってほんまらしい。
｢…それで、丈一郎先輩は？｣
｢ずっと手繋いだまんま傍におってくれた。
お父さん仕事でおらんかったから、夜までずっと…｣
もう、最高のシチュエーションやんか。
｢…なんか、そしたら…丈が帰った後もずっと、心臓が痛くて
…気づいちゃったんやと思う…｣
途切れ途切れながらも、先輩は自分の気持ちを素直に教えてくれた。
｢…それで気まずくなっちゃったんですね？｣
｢うん、分からへんくなってん！
気づいちゃったらさ…
今まで距離が近かっだけになんか緊張するし、何したらええか分からんし…｣
なんてピュアな…
先輩ながら、可愛らしすぎる相談。
落ち着かないのか、ソワソワしている先輩に頬が緩む。
｢…先輩はどうしたいですか？
大事なのは多分、''何をすればええか''じゃなくて''何をしたいか''です｣
…まるで、自分に言ってるみたい。
｢…今の関係が心地ええのに、変わっちゃいそうで、、｣
先輩の表情から、2人…いや、3人の過ごしてきた時間がどれだけのものか、感じ取れる気がした。
｢…今までずっと一緒におって、時間をかけて作られた今の素敵な関係なら、
変わったとしても…
悪い関係になるなんて無いと思います！｣
それは、大橋先輩が保証してくれる。
みんなの''愛情''も、''友情''も大切に守りたい、
そんな特別な気持ちがあるから。
｢…ありがとう、Aちゃん、、
すっごく背中押された…！｣
｢いえ！お役に立てたなら｣
好きな人が幸せになることは、
自分も幸せになれる方法の時もある。
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
