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｢恭平、今日悪いことあるって言っとったけど、何もなかったで。｣
｢なんのドヤ顔？｣
｢むしろいい事あったで。｣
｢おめでとう。はよ箒やって｣
廊下掃除って1番嫌かも。
人通るからゴミ多いのに、人通るせいでそのゴミが舞う。
しかもここ1階、1番通行人多いし。
雑巾を持つ恭平のため、渋々はいていると、
少し遠くから丈一郎先輩が歩いてくるのが見えた。
目が合う。
｢…こんにちは｣
｢こんにちは｣
大橋先輩に負けず劣らず爽やか。
美沙希先輩が想いを寄せるのもわかる。
…そう言えばお昼のこと、気になる。
｢…今日お昼、大橋先輩に会いました。
丈一郎先輩と美沙希先輩には会われへんかったけど、…｣
｢あ〜、今日美沙希体調悪なってもうてん。
それで俺もお昼は保健室おった｣
｢え、…そうだったんですね…美沙希先輩大丈夫ですか？｣
｢うん、薬飲んだら楽になったって｣
｢…そうですか、なら良かった｣
｢うん、美沙希に言っとくな｣
｢あ、はい！お願いします｣
会釈をして、先輩と別れる。
なぜか、モヤモヤする。
なんか、…泣きそう。
｢A、あと俺やっとくから｣
｢…え？｣
｢はよ行け｣
めっちゃドヤ顔してる…
｢恭平、今だけかっこいい！ありがとう！｣
｢いつもかっこいいやろ！｣
恭平に箒を渡して、3年のフロアに駆け上がる。
大橋先輩は一番奥の1組。この前教えてもらった。
…なのに、おらん。
1組前の廊下から、隣の2組が見える。
…鞄を''2つ''持って教室を出て、階段へと歩いていく丈一郎先輩の後ろ姿も。
｢あれAちゃん？どしたん｣
呆然と眺めているところを、1組から出てきた西畑先輩に声をかけられた。
｢あ、西畑先輩！大橋先輩どこにおるか分かりますか？｣
｢ああ〜はっすん中庭掃除やねん｣
｢分かりました、ありがとうございます！｣
勢いよく頭を下げて、中庭に走る。
なんで走ってるんやろ、
結局また1階まで降りてきたから恭平になんで？って顔されたし。
そんなことは置いておいて、、
多分、はやく会いたいからや。
走って走って、広い中庭に先輩を見つけた。
丁度掃除が終わったみたい。
｢大橋先輩！｣
｢えっAちゃん、？｣
目の前に立ち止まり、一度息を整える。
｢…あの、、お話しませんか…？｣
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
