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いつもの如く図書室へ向かうと、
いたのは司書の先生だけだった。
今日は先輩おらんのか…
入った手前Uターンしにくいし…。
以前先輩が読んでいた本を読んでみようと思って、本棚を見回す。
本棚の1番上にあったそれは、私が背伸びをしてもギリギリ届かない所にあって、
いつもはあまり感じないけど、
さすが男の人、先輩ちゃんと背高いねんなあ、
とか思った。
・・・
もう！全っ然取れへん！
私そんなに小さかったんか。
何回かトライするもギリギリ届かなくて、
台になるものを探そうと息をつくと、
後ろから小さく笑い声がした。
振り向くと、声の主が私の隣に来て背伸びもせずに本を手に取った。
…せんぱいや、、
先輩は手に取った本を｢どうぞ｣と、太陽みたいにキラキラと微笑んで私に差し出す。
驚いて声が出ない私を見た先輩は
｢あれ、取ろうとしてたんこれとちゃうかった？！｣
と慌てるので、
｢あ、合ってます！これです！｣
とこちらも慌てて声を出した。
｢良かった〜はい｣
｢…ありがとうございます｣
｢いいえ〜
この本好きなん？｣
｢へ？
あ、えっと、、最近気になって…｣
｢そっかあ、これ俺何回も読んでんねんけど
めっちゃ感動するからおすすめやで｣
眩しいのは窓から差し込む光？それとも先輩の笑顔？分からへんけど、
幸せ、って思った。
いつもの席へ向かう先輩を呼び止める。
｢あの！｣
｢ん？｣
｢おなまえ、聞いてもいいですか…？｣
｢名前？俺の？｣
驚いた先輩に小さく頷く。
｢大橋和也です｣
…そう、柔らかく笑ったあなたに
恋に落ちました。
*
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
