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｢…そう言えばさ、大ちゃんと知り合い？｣
分かりやすく話を変えられた。
｢大ちゃん？｣
｢西畑大吾。前話しとったんやろ？｣
｢あ、西畑先輩！
知り合いというか、たまたま廊下で会って…話しました｣
｢なんで？｣
先輩に聞かれて答えに迷う。
このままでは、私のストーカー気質がバレてしまう…て、もう遅いか。
｢いやその、…先輩を探してました｣
｢俺？なんで？｣
｢…学年違う人と仲良くするには、お昼休み話しかけに行ったらええんやないかって
友達からアドバイスを受けまして、｣
｢…ああ！あの背の高いイケメンくんか｣
｢そうですけど｣
恭平のこと、''背の高いイケメン''っていう認識なんや。
なんか面白い。
｢あの子めっちゃくちゃかっこよくない？
仲良さそうやったし、どんな感じなん？｣
｢…くっつけようとしてます？｣
｢…いや、、べつに？｣
｢恭平は中学が一緒なだけで、そういうことにはなりません。｣
｢はい、すいません…｣
私がハッキリ言うと、大橋先輩はしゅんとした。
雨が窓に当たる音が少し強くなってきた。
ちゃんと止むんだろうか。
｢西畑先輩とお友達なんですね｣
｢うん、大ちゃんは中学から一緒｣
｢…やっぱり、先輩の周りの人皆さん優しいです｣
｢確かにそうやね〜｣
｢さすが大橋先輩ですね｣
｢なんでよ？｣
｢先輩が優しいからそれが伝染するんですよ｣
もう好きを隠す気のない私に、先輩はなんとも言えない表情。
｢Aちゃん俺の事何と思ってるん？｣
｢……天使？｣
私の言葉に吹き出した先輩は、顔が赤くなっていた。
私に向けられた初めての表情で驚く。
｢先輩照れたんですか、｣
｢ちゃうよ、びっくりしただけ｣
口の前に拳を持ってきて、明らかに照れている仕草。
可愛い…
新たな一面発見。
｢2人とも、この後どんどん雨強なるって。
今のうち帰った方がええかも｣
先輩の可愛さに浸っていると、先生が声をかけに来てくれた。
｢先輩どうします？｣
｢…帰ろか、Aちゃん家どこ？｣
｢あ、私電車通学で｣
｢じゃあ一緒に駅まで行こか｣
｢先輩もですか？｣
先輩は頷いて鞄を持った。
私もリュックを背負って一緒に図書室を出る。
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
