∽033∽ 西の国へ ページ35
夢主side
黒尾「闇属性魔法"
影山「合成闇力、闇属性魔法"
澤村「合成闇力、闇属性魔法"
3人が魔法を唱えると、
目の前が急に真っ暗になり、
その瞬間、見た事の無い場所へと移動した。
ここが、西の国？
ちなみに西の国の正式な名前は、
そういえばさっき、飛雄と澤村さんが、
合成闇力と言っていたけど、あれは何だろう…？
澤村さんにその事を聞くと、
闇属性魔法の力を合成することで、
より強い魔法を使う事が出来るんだ。
と答えてくれた。
西の国はそう広くは無いらしいが、
取り敢えず手分けしてやろうとなったので、
私達は団別に分かれて捜査する事にした。
団別に分かれてから、数十分。
全く魔物が見つからない。
花巻「及川に怯えて出てこないんじゃね？」
及川「酷い！」
西の国の建物は、
パリにあるような洋風な建物で
とても洒落た外見をしているが、
辺りは荒れ果て、建物はかなり崩壊している。
周りには人もいない。
本当にここに魔物がいるのだろうか？
二口さんが、
魔物はいないけど、魔力は感じる。
と呟いていた。
日向「うわあああああ！！！！」
『翔陽、どうし…』
皆でのんびり歩いていると、
突如、翔陽の叫び声が辺り一面に響いた。
団の皆はその声に驚いて、
急いで翔陽の方を見る。
そこには、全身が毛で覆われ、
鬼のような形相で私達を睨み付ける
この世の物とは思えないような化け物達が
翔陽の後ろに数えきれないほど立っていた。
私はその化け物達を見て、
恐怖で足がすくんだ。
こんな化け物、見た事が無い。
これらを今から私達が倒すのか…？
及川「皆、戦闘体制に着いて！」
ただならぬ緊張感が張りつめる中、
及川さんの声が辺りに響いた。
突然の出来事に驚いているのだろう。
その声は、少し震えていた。
そしてその瞬間、皆は戦闘体制に着いた。
.
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作成日時：2016年12月1日 18時
