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∽013∽ 覚えてない ページ15

夢主side







ふと、目を開けるとそこには、
武田先生の顔があった。

びっくりしてベッドから飛び上がり、
ぶつかりそうになったが、ギリギリ避けたので
何とかそれは避けられた。









ここはどうやら医療室らしい。


武田先生から、
さっきの事は覚えてる?と聞かれた。

さっきの事とは…?
私には思い当たる節がない。


私が困惑していると、
武田先生はさきほどあった事を話し始めた。









どうやら私は無意識のうちに、
暴走していたらしく、団の本部や団員さんに、
損傷を与えてしまったらしい。


え、それって結構アウトじゃない…?
初日からそんな事するって、
かなり悪印象だよね…!?









私がそう焦っていると武田先生は、
1年生にはよくある事だから平気だよ!
まぁ、成績には響くけどね。
と笑顔で言った。






…それ、平気じゃなくないですか?









.









.









しばらく経って、医療室の扉が開き、

及川さんや団員さん達が入ってきた。




私はすぐさま及川さんの元に行き、
土下座をして謝罪すると、大丈夫だよ!
と言ってウィンクをしてきたので、無視した。

無視しないで!?なんて声が聞こえたけど、
気にしない、気にしない。









国見達はどうやら回復したらしく、
気にしなくても良いと言われた。









.









白布「さっきは、ごめん。」


白布さんがこちらに来て、
申し訳なさそうな顔で謝ってきた。


もうやんなよー?なんて言って、
黒尾さんが白布さんを茶化していた。









白布と二口は、
入団当時から仲が悪いんだよなぁ。
なんて笑いながら言う黒尾さん。




するとその横で、
さきほどまでちゃらけていた及川さんが、
真剣な顔をして、口を開いた。






及川「…二口くんが重傷なんだ。
いくら強くても、
最大の力を使ったら、大変なことになるよ。
マッキーが今、一緒にいてくれてる。」


黒尾「でも、お前は大丈夫じゃなかったか?」


及川「俺は攻撃の魔法ではまず使ってないし。
それに、ちゃんと訓練を受けてます〜!」


黒尾「うるせぇ、鰹節。」


及川「はぁ?うるさい、トサカヘッド!!」









.









それから数時間経って、
なんとか二口さんが回復したらしい。

その後、
二口さんと白布さんは、仲直りしたとか。







とりあえず、一件落着したから良かった!









.

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作品ジャンル:ファンタジー
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作成日時:2016年12月1日 18時

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