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∽012∽ 制御不能 ページ14

及川side





「ふんふふーん…」



ギリギリまで迫っていたので、
皆が自己紹介をしている間に、
トイレに行っていた。


皆…ごめんっ!!
後でまた自己紹介してもらうね!









トイレをし終わり、皆がいる部屋に戻る。
扉を開けると、悲惨な光景が広がっていた。









.









.









雷を大量に放つ二口くん。

ぐったりと横たわっている
福永くん、かおりちゃん、国見ちゃん。

怯えている日向くん。

何かに焦っている
クロチャン、マッキー、白布くん。









辺りを見回していると、
急に俺の所に炎が飛んできた。
俺はそれをギリギリの所で避ける。

なぜ炎が…?
俺の団に火属性の奴なんか…









.









.









黒尾「及川、Aが…!!」



俺の元に来たクロチャンが、
青ざめた表情でそう言った。









.









.









ふと視線を横に移すと、
大量の炎を纏い暴走するAちゃんの姿が。

さきほどまで全く感じなかった魔力が、
今、あの子から、猛烈に感じる。









アイツ、魔力を制御出来ないタイプだ。
とクロチャンが言う。








俺もそう思うよ。



…どうやら、ここは俺の出番みたいだね。









及川「最大水力、水属性魔法"水流の羈束(すいりゅうのきそく)"。」




俺はAちゃんに向けて、
さきほどよりも強い魔力を放った。

大量の水がAちゃんを
取り巻いて、拘束する。

Aちゃんの暴走は止み、
何とかこれ以上酷くならずに済んだ。









.









.









ごめんね、Aちゃん。
でも、少しだけ静かにしててね。









.









.









黒尾「花巻、怪我人を医療室に運んでくれ。」


花巻「りょーかい。
特殊属性魔法"桜花の変位(おうかのへんい)"。」



マッキーが魔法を唱えると、
周りにサークルが出来る。
そのサークルに俺らは怪我人を運んだ。

マッキーが指を鳴らすと、
マッキーと共に、怪我人達は消えていった。









床には淡いピンク色の花びらが、
いくつも散らばっていた。









.

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設定タグ:ハイキュー , 魔法パロ   
作品ジャンル:ファンタジー
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作成日時:2016年12月1日 18時

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