∽182∽救いたい ページ36
雀田side
"「強くなりたいの?」"
誰かの声がする。
あたりを見渡すが誰もいない。
"「二人を助けたいんだよね?」"
雀田「誰・・・?」
"「精霊っていうか…、あなたの化身っていうか・・・
まぁ、とにかく!!あなたに力を与える人!・・・・。あったことあると思うんだけど・・・。」"
私の前に私がもう一人。
雀田「・・・うん。でも、私には二人を救える力なんて・・・」
"「ほら、弱音ー。大丈夫、救えるって!」"
雀田「・・・。でも、二人は魔力が弱ってて・・・。<そんな二人を救える魔法なんか・・・!!」
"「そうだね・・・。だからあなたに試練を用意した! 」"
雀田「?」
"「テラ・フォーレストって知ってる?
魔法が一切使えない森。」"
雀田「・・・。(日向たちがこっそり行って、ばれたやつか。)」
"「実は、あの森の中の一か所だけ魔法が使える場所があるの。」"
雀田「・・・?」
"「大勢の魔女が住んでいるとされる・・・
魔女の森。」"
雀田「魔女・・・。」
"「そこに行って、その森で 『ゲダタリ』 という花を手に入れて。」"
雀田「ゲダタリ・・・。」
"「それ花は、魔力増量や、ひん死の人を生き返らせる花でもあるの。」"
雀田「・・・わかった。」
"「ちなみに期限は今日の夜12時まで。
国見たちがいつ危なくなってもおかしくないからね。 」"
雀田「・・・
えっ・・・ちょっ・・どういう・・!!!
あ・・・ちょっと、待って!!!」
そう私に告げ、
私の姿をした精霊は、私の返事も聞かずにどこかに行ってしまった。
今日の夜12時・・・!?
今は・・・午前11時・・・。
やばい!!あと、13時間しかないじゃん!!!
どうすればぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・」
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作成日時:2017年5月2日 20時