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#街の探索 ページ8




この街は、確かに私が住む横浜と同じようで少し違った街だった。


私の世界の横浜では、路地裏から急に拳銃を持った男が現れなかったし、片道に止まる車が突然爆発するなんて事もなく、皆それぞれが観光スポットを周り楽しんでいた。

だから、そういう…突然襲いかかる悲劇の数々は勿論慣れていない訳であって、お店で洋服を選んでいる時も衝撃が頭から離れることはなく、



「…あの」

「なんだ」

「中原さん、もしかして犯罪者とかだっていうオチですか?」



流石に聞いてしまった。否聞かない方が可笑しいのだ。

路地裏から拳銃を手にした集団が迫ってきた時、彼らは明らかに中原さんを狙っていた。そして其れを一瞬にして返り討ちにしてしまった中原さんが何者なのか、これ多分重要案件だろう。


少なくとも警察じゃない。相手が警察なら、傍に私が居れば流石に同じ警察かもしれない、と疑う筈だ。

そうすれば容易に手は出せないし、其れがもし警察の中でもお偉い人だったら彼等は首が飛ぶだろう。


…まぁ、そもそも服装が明らかに警察官っぽくないので絶対にありえない。



なら、残る選択肢は………



「な、中原さん…まさか偽名を使って私を人質にしようとか考えてませんよね…?」

「何でそうなんだよ!」

「だってさっきから怖いんですよ!拳銃とかドラマでしか見たことない!!」

「あれくらい怖くも何ともねぇだろ!たかが拳銃だ」

「怖いですよ!拳銃ですよ!?」



この人絶対憎まれるような事して殺し屋に狙われてるんだ〜〜〜っ



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

【#街の探索】


「買うもの買って早く帰りたい…」
「あ、おい。そっち行くとナイフ構えた奴出てくんぞ」

「もう嫌ぁぁぁぁああぁぁ」

#高い洋服店→←#名前



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作者名: | 作成日時:2020年4月5日 2時

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