いつメンの秘密。

▽story3 ページ4

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＜放課後＞








慧「うんま！」




大「やべぇ、イチゴ超うめぇよ」





「6限、体育だと疲れるから倍おいし。」









店内はクーラーが効いていて、涼しい。

分厚いパンケーキにハチミツが染み込んでいく。









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「晴菜の一口ちょーだい」



晴「ん。」







一口サイズに切ったパンケーキを私の口に運ぶ。


晴菜のは、チョコレートがかかってる。









「うままま！」





侑「何、今の、可愛い」





「知ってる。」








『可愛い』と言われるのにも、随分慣れて対応できるようになってきた。

いい意味で"男慣れ"した。いや悪い意味？






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「私のもあげる！」




晴「ん…！まままま！」







慧「うん、二人とも可愛い。」



私が片手を出すと晴菜も私の片手を弾くようにハイタッチ。



いつものこと。

慧や侑李が『可愛い』って言うのも、5人でパンケーキを食べるのも。









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「大貴、どしたの？」





大「ん？」





「一人で黙々と食べてるから」





大「あぁ…これさ……」






皆でジーっと大貴を見る。

いつもは誰よりもうるさい大貴が静かだなんて。









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大「…ちょーー！上手いんだけど！！」





4人はポカーンとしている、大貴は満面の笑み。





店員「お静かにお願いします。」









不思議だね、笑うタイミングまで同じだなんてさ。





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