第8話*だって夜だもの ページ8
「農作業用の道具はここ、トラクターは…倉庫に置いておこうかな。あとは…」
「主さーん！ひとまず離れを綺麗にしておきましたよー！」
「はーい、ありがとう！」
トラクターを倉庫に入れて、私も離れへと向かう。
外は真っ暗。今はまだ深夜だつ
私の歩いて行く道は霊力で綺麗になっていく。
けれどあくまで道。他にも池に畑に本丸…気が遠くなるぐらいに穢れが充満していた。
「どうよこの部屋！綺麗になっただろ？」
兼さんが太鼓判を押すだけあって離れの部屋はとても綺麗に片付けられていて、畳には布団が敷かれていた。
「本当だ凄い…あの短時間で…」
「堀川くんの的確な指示があったからね。それに裏技も勉強になったよ」
「けれど離れは一部屋しかないのが盲点でしたね…主さんは此処を使ってください。僕達は外で寝て…」
「え？一緒に寝ればよくない？」
何気なく言っただけの言葉に、三振りが顔を私の方へ向けた。ぐりんって。もう首折れないのってぐらいに。
「な、ななな何言ってんだよアンタはよォ！！」
「え!?いや、だってほら、外の廊下狭いし皆で寝た方がたくさん休めるかなって!?机を退けたら四人分ぐらい全然敷けそうだし…
って兼さん待って！肩！肩揺らさないで！」
「君さ、分かってるのかな？」
「何をですか長義さん!?」
長義さんが如何にも不機嫌丸出しな表情を浮かべながら私の顔を見る。
兼さんは顔を赤くしながら私の肩を揺らしてくるから、長義さんはぼやけて見えるけど多分不機嫌だ。多分長義さんに言ったらもっと不機嫌になるだろうな、なんて。
「この本丸の刀剣男士が夜襲に来た際、主さんへの危害を出来る限り抑えるためですよ、ね？分かりましたか、主さん？」
「なるほど…」
堀川くんの意見でようやく納得した。
そうだった。確か審神者講習で習ったわ。我ながら馬鹿すぎる。長義さん的に言えばまごうことなき不可だわ。
「外に二振り、中に一振りで一時間ごとに交代した方がいいと思うんですけどどうですか？」
「いや。外は俺と長義、中は国広で固定した方がいいと思うぞ？」
「だね。この中で室内戦に強いのは堀川くんだからね。外は僕と和泉守くんで堅めるよ。」
三振りがそれぞれ策を練っている。
……あれおかしいな？主何も口出してないわ？？
「よし。ではその案で行こうか。それでいいかな？主」
「ｱｯﾊｲ」
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ゆきな(プロフ) - よし！妹殺そう！←…あっ！安心してください！痛いのいのじも声に出させずに地獄へ送りますからﾆｺｯ…ﾝﾌﾌ楽しみやなぁ！…これからも無理せずに頑張ってください-w (2019年7月5日 23時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - ちょぎ…かっこいい…好き… (2019年6月26日 6時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
旅人(プロフ) - コメ失礼します、私の初期刀も文系雅さんだから最初からウルっときちゃいました…読みやすくてストーリーも面白くてとっても好きです！ 続きを楽しみに待っています！無理のないよう、更新頑張ってください(*´ω`*) (2019年6月23日 21時) (レス) id: 3bb4a78592 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ - とてもおもしろいです！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月23日 14時) (レス) id: ea2e6a2a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：避雷針 x他1人 | 作成日時：2019年6月21日 21時
