三十三話 キリと愉快な仲間たち ページ38
「ほんとだよ
なんで私があんなミニスカ履かなきゃいけないの?
それにあんなんでメール?来ると思う?」
「ま、お前が俺に抱きつ……いっ……!!」
こいつ、蹴りやがった!!
「何すんだよ!!」
「あんたが無神経なこと言うからでしょ!
ふつー言わないでしょ!」
噛み付いてきそうなキリの前に谷口が立ち、
「お、おいおいおい。ちょっと待て。
キョン、ちょっと来い」
そう言いながら、谷口と国木田は俺の肩を組みながらキリには聞こえないぐらいのところまで引っ張る。
「なんだ?」
「なんだ?、じゃねーよ!」
「まさか、泣き顔うさ耳アリスに抱きつかれたんじゃ……」
国木田、なんだその言い方は!
「…はぁ………そのまさかだ」
三人でおのれの言うことを目で確かめあう。
「……キリ、お前も女だったんだな」
「は!?」
「…アリスの服、可愛かったよ」
「は!?……いや、ほんと何!?」
「…………引き剥がしてもくっついてくるの、可愛かったぞ」
「〜〜っ〜〜キョーン??
冥土の土産に緑茶はいかが?
豆腐の角に頭をぶつけて、し、ねー!!」
「豆腐の角に頭ぶつけても……」
「ものの例え!」
この後、キリは谷口と国木田によって抑えられその後は酔ったみたいに愚痴が出てきた。
「だいたいさ、なんで私なの?
長門……さんにでも頼めばいいじゃん。
なんで私?可愛くもないしさ。
長門さんなら動じなそうじゃん?だから長門さんの方がいいと思うんだけど。
なんで私なの?
それにさ、そもそもアリスの存在いらないと思うんだ。」
ここからはもう同情するしかないので割愛する。
ー余ったので番外編ー
谷口と国木田は帰ろうとしていた。
その瞬間、二人は目を疑った。
二人のバニーガールが校門にいることは勿論。
"あの"キリがアリス姿であろうことか涙目になっているのだ。
二人は、しばらく状況を把握出来ず口を開けているとキリは谷口と国木田の存在に気付き、顔を真っ赤にしてから二人に駆け寄り、
「助けて!ハルヒがぁ!!」
「あっ!ちょっと、キリ!待ちなさい!」
「谷口、国木田!助けて!」
「ちょうどいいからあんた達、これもらって行きなさい!
キリを連れ出したりしたら容赦しないから!」
「…………おう」
「谷口ぃぃぃ!!今度朝倉さんと話させてあげるからぁぁぁ!」
「すまん、キリ。俺はまだ生きたい。」
「ごめんね」
「裏切り者ぉぉぉぉ!!」
「はい、はい。配るわよ!」
この数分後、ハルヒは先生に捕まった。
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藤凛ゆきな(プロフ) - 面白かったです!これからもぜひ更新続けてください! (2022年4月28日 0時) (レス) id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
こんそめちゃん。 - 里奈さん» いえいえ、大丈夫ですよ!お元気なようでよかったです、更新楽しみにしてました。ありがとうございます! (2019年12月19日 1時) (レス) id: 6cb14b9d6b (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - あかずきん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!面白いといっていただけてとても嬉しいです...!ありがとうございます、頑張ります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - こんそめちゃん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!リクエストありがとうございます!四人の絡みシチュエーションのリクもありましたらどうぞ、、、(もう見てないかもしれないので思いうつき次第上げさせていただきます) (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - 紫猫@東方厨さん» 返信が大変遅くなってすみません!ありがとうございます!!更新がんばります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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