二話 "涼宮 ハルヒ"との初めての会話 ページ4
まあ、そんな感じで全員のハートをいろんな意味でキャッチした涼宮さん。
翌日以降はしばらく割とおとなしく一見無害な女子高生を演じていた。
"嵐の前の静けさ"…この時の私に聞かせてやりたい。
あの自己紹介から数日後。
忘れもしない…いや、忘れることが出来ない。
朝のホームルームが始まる前。
私達は"涼宮 ハルヒに話しかける"と言うことをしてしまった。
いや、でも…宇宙人(以下略)を信じていると言うことは、アニメとか好きかも…このクラスアニメ好きの子いないし…と思った私を誰が責めよう。
「なあ、しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ？」
と、我らが特攻隊長キョンが話しかける。
「自己紹介のアレって何」
「いや、だから宇宙人がどうとか…」
「あんた、宇宙人なの？」
「いやぁ…流石に違うけど…」
流石にキョン一人に任す訳にもいかないし、キョンが目で"キリも何か言え！"と言ってきたので言う。
宇宙人だとしてもそんな簡単に言わないでしょ。
「違うけど、何なの」
「…いや、何もない」
「だったら話しかけないで時間の無駄だから」
思わず「すいません」と言いたくなる程、冷徹な口調と視線で私達を見る。
何か言おうと思ったけど、結局何にも言えなくて担任の岡部先生が入って来たので"岡部先生ナイス！"と思いながら席に着く。
クラスの何人かは私達を見ていて、目が合うと意味ありげな半笑いで同情するかのようにうなずく。
後で解ったことだけど、そいつらは全員東中だった。
まあ、そんなこんなで一週間が経過した。
いつも不機嫌そうに眉間のしわを寄せ、唇をへの字にしている涼宮 ハルヒに話しかけると言う、ある意味勇者なことをするクラスメートも中にはいた。
それが、世話好きな女子。
新学期早々クラスから孤立している女子をグループの中に入れる。
本人にとっては百パーセント善意であるんだろうが相手が相手だった。
まあ、私はその女子の話題にも問題があったと思うけど。
「ねぇ、昨日のドラマ見た？九時のやつ」
「見てない」
「えー？なんでー？」
「知らない」
「いっぺん見てみなよ、あーでも途中からじゃ解んないか。そうそう、だったら教えてあげようか、今までのあらすじ」
「うるさい」
あからさまにイライラした顔と態度と発音で応えるから話しかけた方が悪いことをしている気分になり、「あたし、何かおかしな事言った？」と言うことになる。
安心していい、可笑しいのは涼宮ハルヒの頭の方だ。
三話 涼宮 ハルヒの伝説(？)→←一話 涼宮 ハルヒとの遭遇。
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藤凛ゆきな(プロフ) - 面白かったです！これからもぜひ更新続けてください！ (2022年4月28日 0時) (
レス) id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
こんそめちゃん。 - 里奈さん» いえいえ、大丈夫ですよ！お元気なようでよかったです、更新楽しみにしてました。ありがとうございます！ (2019年12月19日 1時) (レス) id: 6cb14b9d6b (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - あかずきん。さん» 返信が大変遅くなってすみません！面白いといっていただけてとても嬉しいです...！ありがとうございます、頑張ります！ (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - こんそめちゃん。さん» 返信が大変遅くなってすみません！リクエストありがとうございます！四人の絡みシチュエーションのリクもありましたらどうぞ、、、（もう見てないかもしれないので思いうつき次第上げさせていただきます） (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - 紫猫@東方厨さん» 返信が大変遅くなってすみません！ありがとうございます！！更新がんばります！ (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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