二十四話 無題 ページ27
ある日のハルヒとの会話
「あと必要なのは何だと思う?」
「やっぱり謎の転校生は押さえておきたいと思うわよね」
「謎の定義を教えて欲しいもんだ」
「新年度が始まって二ヶ月も経ってないのに、そんな時期に転校してくる奴は充分謎の資格があると思うでしょ、あんた達も」
「親父の急な転勤になったとかじゃねえのか」
「いいえ、不自然だわ。そんなの」
「お前にとって自然とはなんなのか、俺はそれが知りたい」
「来ないもんかしらね、謎の転校生」
「ようするに俺の意見なんかどうでもいいんだな、お前は」
どうもハルヒと俺とキリが何かを企てているという噂が流れているらしい。
「お前さあ、涼宮と何やってんの?」
こんなこと訊いてくるのは谷口に決まっている。
「まさか付き合い始めたんじゃねえよな?」
「いや、そうなったら私はどうなんの?」
「……ハーレム的な?」
「断じて違う。俺達が一体全体何をやっているのか。
それはこの俺が聞きたい。」
「ほどほどにしとけよ。中学じゃないんだ。
グラウンドを使い物に出来なくなるようなことしたら悪けりゃ停学くらいにはなるぜ」
ハルヒが一人でやるんであれば俺はそこまで面倒見きれないがな。
少なくとも、長門 有希や朝比奈みくるさんに害が及ばないように注意しておこう。
こんな配慮の出来る自分がちょっと誇らしい。
暴走特急と化したハルヒを止める自信はあまりないけども。
ー番外編ー
あまったので適当に、
「ねぇ、あんた達出来てんの?」
とハルヒに言われた翌日
谷口とキリ
「私さ、ハルヒにキョンと出来てんの?、って聞かれたんだけどそんな風に見えないよね?」
「いや、人によっては夫婦漫才にしか見えない。
少なくとも俺はそうだな」
「はぁ……なんでかなー…」
「じゃあ、実際はどうなんだ?」
「うーん…弟だとでっかすぎるし、お兄ちゃんだと癪だし……
……お父さん…?」
「プッ!!お父さんって!」
「いや、だってキョン、おっさんじゃん喋り方とか発想とか!」
「たっ…確かにそうだけど……ブッ…クックックッ」
「そんな面白い!?」
キョンと国木田
「なぁ、国木田。キリと出来てるのかとハルヒに聞かれたんだが、そんな風には見えないよな?」
「え、無自覚カップルかと思ってたけど違うんだね」
「いや、なんだそれ…俺にとってキリは妹みたいな感じだぞ。
恋愛感情は一切ない。断言してもいい」
「へー…なんか意外だなぁ…」
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藤凛ゆきな(プロフ) - 面白かったです!これからもぜひ更新続けてください! (2022年4月28日 0時) (レス) id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
こんそめちゃん。 - 里奈さん» いえいえ、大丈夫ですよ!お元気なようでよかったです、更新楽しみにしてました。ありがとうございます! (2019年12月19日 1時) (レス) id: 6cb14b9d6b (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - あかずきん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!面白いといっていただけてとても嬉しいです...!ありがとうございます、頑張ります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - こんそめちゃん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!リクエストありがとうございます!四人の絡みシチュエーションのリクもありましたらどうぞ、、、(もう見てないかもしれないので思いうつき次第上げさせていただきます) (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - 紫猫@東方厨さん» 返信が大変遅くなってすみません!ありがとうございます!!更新がんばります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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