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十一話 「そっちの方が面白いじゃない!」 ページ12

「問題はね。くだらない男しかこの世に存在しないのかうなのかってことよ。
ほんと中学時代はずうっとイライラしっぱなしだった」

「今もじゃ…」

「じゃ、どんな男ならよかったんだ?
やっぱりアレか、宇宙人か?」

「宇宙人、それに準じる何かね。
とにかく、普通の人間でなければ男だろうが女だろうが」

「どうして、そんなに人間以外の存在にこだわるの?」

「そっちのほうが面白いじゃないの!」

「それは…そうかもしれない。
俺とキリとハルヒをチラチラ見てる谷口の正体が未来から来た調査員だったら面白いし、こっちを向いてなぜか微笑んでいる朝倉さんが超能力者だったら学園生活はもうちょっと楽しくなるだろう。」

「でも、そんなのあり得ないし、もしそうだったとしても「私、宇宙人なんです」とか言ってくれるわけないじゃん…」

とキョンの話しにキョンの言いたいであろうことを付け加える。
思った通り、キョンは頷いている。

「だからよ!」

涼宮さんは椅子を蹴倒して叫んだ。
教室に揃っていた全員が振り返る。

「だからあたしはこうして一生懸命、」

「遅れてすまない!」

岡部先生が駆け込み、拳を握りしめて立ち上がった姿勢で天井を見上げる涼宮さんと涼宮さんを一斉に振り返って見ている生徒たちを見てギョッと立ちすくんだ。

「あー………ホームルーム、始めるぞ」

すとんと涼宮さんが座り、涼宮さんは机の角を熱心に見ている。
それを合図にキョンと私を始めとした生徒たちが席に座り始める。

岡部先生は、よたよたと壇上に登り、咳払いをしてから、

「遅れてすまない。あー………ホームルームを始めるぞ」

と最初から言い始め、いつもの日常が復活した。
こんな日常が、涼宮さんは嫌なんだろう。
でも、人生ってそんなもんじゃないかな?
あ、でも日常が復活して安堵=日常に変化はなくていいと思ってるってことなのかな?
……でも、変化は必要だよね。

涼宮さんが嫌だと思うことは案外理にかなっているのかも知れない。

十二話 涼宮ハルヒ談義と魔法→←十話 取っ替え引っ換え事件の真相



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藤凛ゆきな(プロフ) - 面白かったです!これからもぜひ更新続けてください! (2022年4月28日 0時) (レス) id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
こんそめちゃん。 - 里奈さん» いえいえ、大丈夫ですよ!お元気なようでよかったです、更新楽しみにしてました。ありがとうございます! (2019年12月19日 1時) (レス) id: 6cb14b9d6b (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - あかずきん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!面白いといっていただけてとても嬉しいです...!ありがとうございます、頑張ります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - こんそめちゃん。さん» 返信が大変遅くなってすみません!リクエストありがとうございます!四人の絡みシチュエーションのリクもありましたらどうぞ、、、(もう見てないかもしれないので思いうつき次第上げさせていただきます) (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - 紫猫@東方厨さん» 返信が大変遅くなってすみません!ありがとうございます!!更新がんばります! (2019年11月23日 23時) (レス) id: 9872b3e3c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:里奈 | 作者ホームページ:h  
作成日時:2015年7月22日 19時

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