日常 ページ41
骨「___主。」
『ん?どうした?』
ある日の昼下がり。俺はいつものように縁側に座っていた。
骨「風が少し冷たい。寒くないか。」
『大丈夫だ。ありがとな。』
骨「あぁ、隣に座ってもいいか」
『いいぞ、ほら。』
音を立てずに肩が触れ合うほどの距離に座った骨喰。
しばらくの間、沈黙が続く。どこからか聞こえる賑やかな声に耳を澄ませた。
変わらない時間だ。
『......そういえば、骨喰はここに何しに来たんだ?』
骨「...主に会いたかった。」
『?いつでも会えるぞ。俺はここにいるからな。』
顔を合わせ柔らかく笑う。
骨「主は......帰らないのか?」
『帰る...』
骨「現世には戻らないのか?」
『俺は昔からここにいるだろ?』
現世の記憶なんて無いはずだし、ずっと前から俺はこの本丸で過ごしている。帰る場所はいつもここだ。
骨「___そうだったな。」
『前の主の話か?』
骨「そうだ。」
『...前の主のことは誰からも聞いたことないけど、どんな人だったんだ?』
骨喰は遠くを見つめる。短く息を吐いて微笑んだ。
骨「......優しい...お方だった。」
幸せに暮らしているといいんだが、と下を向いた。
『きっと、元気に生きてるよ。』
そっと骨喰の手を握る。
骨「...俺には、主がいるからな。」
そう言って俺の手を握り返した。
((((((((((((((((((((((((((((((
これにて、『【刀剣乱舞】こんな危険な仕事、俺の身体もたない』を完結させたいと思います!
結果的に夢主くんがずっと本丸で暮らしていく、という風になるのですが...題名の『危険な仕事』とは刀剣男士達の執着だけでなく、政府によるある計画に操られていた、という意味も含んでいました。作者はこの作品を世界観の設定が意味のわからないBL小説にしたかったので、最後がこんなに意味不明になってしまいました。「ここで終わり!?」と思った方が多くいらっしゃると思いますが、それが狙いです笑
というわけで、こんな作品を最後までご閲覧いただき本当にありがとうございました!!
初めて殿堂入りを果たすことが出来た、思い入れ深い作品でした。
610人もの方々にも感謝感謝しかありません。
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【あんスタ】自分は本当に男で良かったのかと凄く思う
占ツクはやめませんので、それではまたいつか〜
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アオバ(プロフ) - んオアああああああああああああ尊いいいいいいいいいいいいいいいいいいい (2022年9月20日 0時) (レス) @page42 id: 106335cad0 (このIDを非表示/違反報告)
はじめるい(プロフ) - 夜桜ナイフさん» ですが、どうしても気になる...という訳でございましたら、もしかすると疑問に思っておられる読者様が他にもみられるかもしれないので、直接小説にて書かせて頂きます! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 9d05dfa54d (このIDを非表示/違反報告)
はじめるい(プロフ) - 夜桜ナイフさん» 素敵なご感想をありがとうございます!嬉々たる思いでいっぱいでございます...話の終わり方についての説明は作品の趣旨に合っていないので極力控えたいのですが...ささやかな疑問なのでありましたら、恐縮ながらそちらを優先させて頂きたいです。申し訳ありません... (2019年8月2日 23時) (レス) id: 9d05dfa54d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜ナイフ - 面白かったデス。あと、疑問に思った事なンですが…現世の記憶が無いトはどういう事ナのでショウか? (2019年8月1日 0時) (レス) id: e71f9e4ab9 (このIDを非表示/違反報告)
はじめるい(プロフ) - yuiさん» あぁ...(号泣)ほんっとに嬉しいです...!!!すっごいが3回も...ご評価もありがとうございます!!!極偶にしか更新はしませんが、楽しみに待っていただけると幸いです! (2019年7月7日 16時) (レス) id: 9d05dfa54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はじめるい | 作成日時:2019年1月20日 1時