第5話 ページ7
私達はお妙さんの家__新八くんの家でもある『恒道館』へと向かった。
「姉上、ただいま戻りました」
「あら、おかえりなさい新ちゃん。まだ午前中なのに早いわね。銀さんに神楽ちゃんも……そちらは?」
「紹介します。別の世界から来た、和泉Aさんです」
「別の世界? どういうこと?」
「あー、それはですね__」
きょとんとするお妙さんに詳しく説明する。
「まあそうなの。大変だったでしょう」
「いえ、大好きなマンガの世界に来られて嬉しいです!」
「で、その格好じゃ目立つから、何かいい着物を見繕ってやってくれないか」
「そういうことなら任せて。あなたに合うかわいい着物を選んであげるわ」
「ありがとうございます!」
「それじゃあ、こっちにいらっしゃい」
お妙さんに連れられて、私は着物を選びに部屋に入った。そして悩むこと数十分。
「これでどうかしら? __まあ、よく似合ってるわ。Aちゃん」
「姉御ー、Aー、まだアルかー?」
「お待たせ。Aちゃんのファッション、決定したわよ!」
そして、万事屋一行が待つ部屋に戻ると。
「おおー! とってもかわいいアル!」
お妙さんが選んでくれたのは、ひまわり柄の空色の着物。淡いピンクの帯から下はスリットになっている。
「Aさん、よ、よく似合ってますっ」
「新八、その顔マジキモいアル」
「べ、別にやましい事なんて考えてないから神楽ちゃん!」
チェリーな新八くんはおいといて(誰がチェリーだッ! by新八くん)銀さんがジーッとこっちを見たまま固まっているので、聞いてみた。
「あのー、銀さん、私似合ってます?」
すると銀さんははっとしたように口を開いた。
「へ? あ、ああ、似合ってるんじゃねーの……」
「えへへ……」
「銀ちゃん、Aが可愛すぎて惚れちゃったアルか?」
神楽ちゃんがからかうように銀さんを肘でつつく。
「は!? べ、別に惚れてなんかないし? ちょっと可愛いなとか、そんな事ちっとも思ってないし?」
「銀さん、はっきり言っちゃってるから。声に出ちゃってるから。ま、素直に嬉しいよ。ありがとう」
「お、おう」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時