44話 ページ3
ガァンキィン
マシュ「……!」
マシュが必死で盾を張り応戦するが明らかに劣勢だった
ロマン「最上級の武器を際限なく放ってくる……!この戦い方はまさしく英雄王ギルガメッシュの十八番だ……!」
エルキドゥ「当たり前だろう?無尽蔵に刃を作り、惜しみなく叩きつける。それがこの体が行う、戦闘の最適解だ。むしろソイツの方が真似をしているのさ……!」
ドォン
突如彼方から一矢の弓が飛んできた
ギルガメッシュ「ほう。それは異な事を。これは我の記憶違いか?ヤツはあの時、我が脳裏にひらめいた王の新戦法を″無駄遣いの極み″と罵ったはずだがな。」
矢を飛ばしたのはギルガメッシュだった
マシュ「!ギルガメッシュ王……!」
ギルガメッシュ「クッ、やはり我の見込み通りではないか。見事な悪運だ。そろそろだと思っていたぞ」
エルキドゥ「あ……な━━おまえが━━━ギルガメッシュ……?」
ギルガメッシュ「他の何に見えるか、間抜け。たかだかサーヴァント程度に時間を掛けおって。冷静沈着な兵器としての無駄のなさはどうした?戦闘を楽しむなぞ、貴様らしくないぞエルキドゥ。」
エルキドゥ「━━━━っ、ぁ━━」
マシュ「違います、ギルガメッシュ王!あれは偽物、本当のエルキドゥさんではありません!」
ギルガメッシュ「ほう、偽物とはな。それにしてはよく出来ているではないか。むしろ前より出力は上かも知れんな?先程の飛行速度はかつてなかったものだ。余程良い魔力炉心を得たのだろう。三女神とやらの差し金か?」
エルキドゥ「っ━━。……黙、れ。おまえの声は、不快だ。」
ギルガメッシュ「……だそうだぞ」
エルキドゥ「…?」
ガァン!!
エルキドゥ「!?」
突然エルキドゥに衝撃が走った
ルリ『そう、不快なんだ。なら僕の声も不快か、エルキドゥ?』
エルキドゥ「っ!………ルリッ……」
衝撃を与えた主はルリだった
ガイザラックを右手に戦闘態勢に入っていた
ルリ『悲しいなぁ〜、あんなに僕の事…』
キィン!!ガァン!!
エルキドゥ「くっ…………!」
ルリ『愛してるって言ってくれたのに…嘘だったのか?』
エルキドゥ「うっ!…………ボクは、ボクは……!」
・
49人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルサールカ(プロフ) - ヾノ≧∀≦)イエイエ!投稿ありがとうございます! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 77721c97a5 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - まあシャマシュならギルガメッシュを好きなんですけどね。連続投稿失礼しました (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - シャマシュはギルガメッシュやエルキドゥと関わりがありますし (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 主人公はバビロニア神話ならシャマシュ、他なら半神ならペルセウスっぽいですね (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ルサールカさん» ありがとうございます (2017年11月1日 23時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルサールカ | 作成日時:2017年5月22日 21時