#101 ページ29
甘露寺「…だって、Aちゃんには、死んで欲しくないから…私、独りじゃないわ。それは、Aちゃんも……分かってる筈よ」
『甘露寺、本気て言ってるのか…私に、生きろと…!』
甘露寺「うん…私の、最期のお願い…聞いてくれる?」
『っ!……分かった、よ。分かったよ、甘露寺の願いを聞くよ。甘露寺がそれを願うなら、でも……私も小芭内も皆、甘露寺の事を忘れないから、甘露寺も忘れないでくれ!一緒にいた時間を、絆を!頑張るからぁっ!甘露寺達の分まで頑張るから!忘れないでっ!』
小さな子供の様に甘露寺に泣きつき涙を沢山零すAを見て、甘露寺は最後の力を振り絞り笑った
甘露寺「忘れないわ、絶対に…死んじゃっても、絶対に、かならず覚えてるわ……Aちゃん、約束して。伊黒さんと、絶対幸せになるって…」
『うん、うん…!なる、絶対に…幸せになる…皆の分まで…!』
甘露寺「良かったぁ…Aちゃん、ずっと、友達……」
ずっと友達
その言葉を最後に甘露寺は満足な顔で息を引き取った
伊黒「A…」
冨岡「動ける者、武器を持って集まれーーーー!!」
冨岡の大きな声が響き渡った
冨岡「炭治郎が鬼にされた!太陽の下に固定して焼き殺す!人を殺す前に炭治郎を殺せ!!」
冨岡の声が聞こえ伊黒とAはお互いを支え合いながら炭治郎達の元へ歩いた
炭治郎は冨岡の言う通り鬼化しており、自我も無い
それは目で見れば明らかだった
隠や他の鬼殺隊員が戦う中
Aと伊黒は唯見ていた
2人共満身創痍で戦えないというのもあるが
何故だか大丈夫だと確信していた
伊黒「行かなくて、良いのか。俺達ももう戦えない身体だが…」
『大丈夫だ、炭治郎は』
伊黒が何故だと問おうとした時
炭治郎の動きが止まり倒れ込んだ
『行こう、小芭内。炭治郎は、きっと戻って来るから』
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mayumi(プロフ) - ルサールカさん» これは・・・本誌の通りに夢主ちゃんと小芭内と蜜璃・・・●んじゃったんですか!? (2020年4月24日 19時) (レス) id: cebdef8e2f (このIDを非表示/違反報告)
愛莉 - コメント失礼します^o^凄く面白いです!応援しています!更新頑張って下さい! (2020年4月17日 19時) (レス) id: a922e9fda4 (このIDを非表示/違反報告)
ルサールカ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます!頑張って小芭内と幸せにします! (2020年4月8日 1時) (レス) id: 84986b9460 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 本誌の方ですが・・・ネタバレになりますが、この夢小説ではどうか夢主ちゃんと小芭内幸せになってほしい(T_T) (2020年4月7日 23時) (レス) id: cebdef8e2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの - コメント失礼します^o^凄く面白いですか!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年4月4日 18時) (レス) id: a922e9fda4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2020年1月29日 1時