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あまね「戦国の時代、鬼舞辻無惨をあと一歩という所まで追い詰めた始まりの呼吸の剣士達。彼等は全員に、鬼の紋様と似た痣が発現していたそうです」
柱「!?」
あまね「伝え聞くなどして、御存じの方は御存じです」
悲鳴嶼「……」
不死川「俺は初耳です、何故伏せられていたのです?」
あまね「痣が発現しない為、追い詰めてしまう方が随分いらっしゃいました。それ故に。痣については伝承が曖昧な部分が多いです。当時は重要視されていなかったせいかもしれませんし、鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけ、その過程で伝承が途切れたからかもしれません。ただ一つ、はっきりと記し残されていた言葉があります。″痣の者が一人現れると、共鳴するように周りの者達にも痣が現れる″」
産屋敷、子供「始まりの呼吸の剣士の一人の手記に、そのような文言がありました」
あまね「今、この世代で、最初に痣が現れた方。柱の中の階級ではありませんが、竈門炭治郎。彼が最初の痣の者。ですが御本人にもはっきりと痣の発現の方法が分からない様子でしたので。ひとまず置いておきましたが、この度それに続いて柱の御二人が覚醒された。御教授願います。甘露寺様、時透様」
そう言い、あまねときと屋子供は頭を下げた
甘露寺「(あまね様素敵…)はっはい!!あの時はですね、確かに凄く体が軽かったです。えーっと、えーっと」
『(嫌な予感がする、大丈夫か甘露寺…)」
甘露寺「ぐあああ〜ってきました!グッってして、ぐぁーって!心臓とかがばくんばくんして、耳もキーンてして!メキメキメキィッって!!」
甘露寺の言葉を聞いたその場の全員がポカンとした
嫌な予感は的中してしまった…
不死川に至っては軽くイラつき、伊黒とAは片手を顔に当てた
勿論甘露寺の説明で分かる筈もなく、甘露寺は羞恥してしまった
甘露寺「申し訳ありません、穴があったら入りたいです」
甘露寺の代わりに、今度は時透が説明会を始めた
時透「痣というものに自覚はありませんでしたが。あの時の戦闘を思い返してみた時に、思い当たること、いつもと違う事がいくつかありました。その条件を満たせば恐らく、みんな痣が浮き出す。今からその方法を御伝えします」
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華夜(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品とても面白くて、毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!応援しています! (2019年11月29日 6時) (レス) id: 2f0d099fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月29日 1時