拾参__ ページ46
禍々しい雰囲気を纏った不死川がAの前に仁王立ちしていた
不死川「ゴラァ、泣咲ィ。お前何年眠ってたと思う?」
『えぇっと、咲夜が四歳って言ってたから……四年?』
不死川「正解だァ。そんでもって俺が何日見舞いに行ったと思う?」
『……百?』
不死川「不正解だァ、千四百日。長期任務以外は毎日だァ」
『……あ、ありがとう』
不死川「礼を言われる程じゃねェ。ただ…いつまで寝てる気だったか知りたくてなァ?答えれるよなァ、泣咲ィ?」
『い、いや。故意的に目覚めなかった訳ではなくてだな、というか今は泣咲じゃなくて伊黒性何だが…』
不死川「どうでもいい、話を逸らすなァ。その様子だと答えられないなァ…頚を斬れば答えるかもなァ」
そう言いながら不死川は刀に手を掛けた
『待て待て待て待て!悪かった!四年も眠ったのは悪かった!小芭内を支えてくれた事にとても感謝している!と、とりあえず、刀を収めろぉ!』
不死川「お前も刀を取れ」
勿論四年も眠った後に直ぐ刀を握れる訳はない
それでも心配を通り越し怒っている不死川を止めたのは咲夜だった
咲夜「実弥お兄ちゃん、お母さんを許してあげて?お母さん凄くお兄ちゃん達にごめんなさいしたいって言ってたの。お願い、許してあげて?」
まだ幼いながらにもしっかりしている咲夜
そんな咲夜に不死川は仕方なく刀を収めた
「今回は咲夜に免じて許してやる。ただ、次に眠ったら…分かってるよなァ?」
『勿論!分かっている!』
そう言うAの顔は真っ青
だが以外だと思っていた
小芭内を支えてくれと頼んだとはいえ、長期任務以外毎日来てくれていたとは思わなかった
『不死川』
不死川「……何だ」
『ありがとう』
不死川「…礼なら完全回復してから言いやがれ、馬鹿野郎がァ」
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華夜(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品とても面白くて、毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!応援しています! (2019年11月29日 6時) (レス) id: 2f0d099fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月29日 1時