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#47 ページ4

〜伊黒邸〜

晴れた気持ちのいい日

Aは伊黒と縁側に座っていた

『炭治郎達が、目を覚まさないらしい。もう10日も経っている』

伊黒「気に病んでいるのか?」

『あぁ、あんな下の子に無理をさせてしまった。本当に、情けない』

伊黒「ならば強くなるしかないだろう」

『…そうだな』

ガラガラっ

正面の門の扉が開いた

『あぁ、来たか』

扉を開けたのは霞柱である時透無一郎だった

伊黒「何故時透が来た?」

『言っただろう、鍛錬すると。剣技に優れている時透に相手をして貰うんだ、何も言わずに呼んで悪かった』

伊黒「それはいいが、お前は大丈夫なのか?」

『精神的にか?…大丈夫、そう言い聞かせてるところだな』

Aはそう言いながら時透に木刀を投げ、自分も木刀を握り構えた

『どちらかの木刀が折れるまで、それでいいか?』

時透「構わないよ。じゃあ、いくよ」

時透は柱の中の中でも高速移動が得意

それを目で終える隊士は少ないだろう

カァン

コォン

木刀同士がぶつかり合う

『暫く、休暇の日は付き合ってくれないか?』

コォン

時透「いいよ、柱同士ならいい訓練になる」

カァン

『助かる…全集中 泣の呼吸 肆の型 荒泣き斬り』

カカカコォン!

時透「!?(斬撃が速い…僕と同じくらい速い)」

『荒泣き斬りは、相手の斬撃に対してその倍の数と速さの斬撃を出す。時透は剣技に優れているし、動きが速いから此方としては相性がいいんだ』

時透「なら僕ももっと速さを上げるよ」

柱2人の訓練は激しく、先に木刀が折れたのはAだった

バキッ

『あっ』

時透「折れたね、僕の勝ち」

『…あぁ、いい訓練になった。ありがとう』

時透が帰るとAは湯浴みを済まし、夕餉を食べ、刀の手入れをしていた

伊黒「時透との訓練はどうだった?」

『まぁ、下の隊士相手よりかはやはりいい訓練になる』

伊黒「……お前は確かに、泣柱だな」

『何の話だ?』

伊黒「泣いているな、お前は」

『私がいつ泣いた?いつも通り無表情だが』

伊黒「違う、此処が泣いている」

そう言い伊黒はAの胸真ん中に指をトン、と置いた

『……(お館様にも言われたな)』

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華夜(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品とても面白くて、毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!応援しています! (2019年11月29日 6時) (レス) id: 2f0d099fed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月29日 1時

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