#6 ページ7
鬼と炭治郎が居るであろう方向に行くと、そこには倒れている炭治郎
そして十二鬼月であろう子供の鬼がいた
『冨岡、炭治郎の周りの糸を。私は十二鬼月の攻撃を引きつける』
冨岡「分かった」
地を蹴り、宙に舞いながら刀を抜く
『泣の呼吸 陸の型 ″雫張り″』
プツッ
累「！？」
『痛い？大丈夫、安心していい。痛みはあるけど、出てしまった血はちゃんと戻るから。これは君の血液を雫状にして体外に出す。体外から出た血液の雫は固く凝固して……君の中に戻る』
ブシュッ
鬼の体に小さく丸い、赤い雫が鬼の皮膚を突き破り戻った
累「ガァっ！」
『あ、因みに痺れ毒入り』
鬼は手足が麻痺した様にビリついた
冨岡を見ると炭治郎の周りにあった糸を全て斬り落としていた
『少し痛手を負わせた。動きは早いが、攻撃自体は威力が下がっている筈。私は炭治郎と禰豆子を見る』
冨岡「分かった」
冨岡は呼吸を使うと、鬼の頸をあっという間に斬り落とした
頸を斬られた鬼はボロボロと崩れ、やがて塵となり消えた
『大丈━』
炭治郎「足を、退けて下さい」
Aが冨岡の足元を見ると、冨岡は鬼が着ていた服を踏んでいた
そして禰豆子を見るとはっとした
『…！』
ギィン
刀と刀がぶつかり合った
胡蝶「あら？どうして邪魔をするんです？冨岡さん。鬼とは仲良く出来ないって言ってたくせに、何なんでしょうか？そんなだから…皆に嫌われるんですよ？」
冨岡「……」
胡蝶「さぁ、冨岡さん、退いて下さいね？Aさんも」
『……』
冨岡「俺は…」
『？』
冨岡「俺は嫌われていない」
その言葉に冨岡以外の3人は一瞬固まった
『(冨岡…)』
胡蝶「あぁ〜、それ、すいません。嫌われている自覚が無かったんですね？余計な事を言ってしまって申し訳ないです」
胡蝶のその言葉に、今度は胡蝶以外の3人が固まった
『(もう止めてやれ、胡蝶…)』
1番驚いていたのは炭治郎だった
胡蝶「坊や」
炭治郎「はいぃ！」
胡蝶「坊やが庇っているのは鬼ですよ、危ないですから離れて下さい」
炭治郎「ち、違います！いや、違わないけど…あの、妹なんです！俺の妹で…それで…」
胡蝶「まぁ…そうなのですか、可哀想に。では、優しい毒で殺してあげましょうね？」
『(胡蝶、本気だな)冨岡』
冨岡「あぁ」
冨岡は炭治郎と禰豆子を庇う様に後ろに下げた
冨岡「動けるか？」
炭治郎「え…」
冨岡「動けなくても、根性で動け。妹を連れて逃げろ」
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白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (
レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。（お節介すみません） (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます！正しくは累ですよ！ (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルサールカ | 作成日時：2019年11月14日 21時
