#5 ページ6
『冨岡、見つけた』
冨岡「あぁ、一体だな」
『隊士が1人掴まれている。冨岡、掴んでる腕を斬ってくれ。私は動きを鈍らせる』
冨岡「分かった」
Aは木に飛び乗り、隊士を掴んでいる鬼の真上で刀を抜く
『泣の呼吸 参の型 ″泣き吸い』
Aが技を出すと地面から雫が湧き上がり、沢山の雫が鬼の体に染み込んでいき、鬼の動きが鈍る
『走りたいだろうけど、諦めろ。これは皮膚から吸収される技。吸収された雫は体内の至る所で分裂し、体の機能を鈍らせる。勿論、動きも影響を受け鈍くなる』
続いて動きの鈍くなった鬼の腕を、冨岡が斬り落とす
鬼は怒り、冨岡に手を伸ばすがその動きは鈍かった
冨岡が刀を振るうと、鬼は頸諸共バラバラになり倒れた
『呼吸、使う迄もなかった……ん?』
視線を感じ振り向くと、先程掴まれていた隊士がキラキラとした雰囲気で2人を見ていた
『……』
冨岡「……」
伊之助「ちょと待てぇ!」
静かに去ろうとした2人に隊士が叫んだ
伊之助「俺と戦え!半々羽織りと雫女!」
『雫女…』
伊之助「十二鬼月にお前らは勝った!そのお前らに俺が勝つ!そういう計算だ!」
叫び闘志満々の隊士に冨岡とAは冷静に、そして面倒くさそうに答える
冨岡「修行し直せ、戯け者」
『これ以上愚行を晒すな』
伊之助「……………なにィぃ!!!!」
冨岡「今のは十二鬼月でも何でもない。そんな事も分からないのか?」
そう言いながら冨岡は淡々と縄を用意し始めた
『(縛る気だな、可哀想に)』
伊之助「俺だってそんな雑魚、十二鬼月なんて思ってねぇよ!十二鬼月とか言ったのは炭治郎だ!俺はそれをそのまま言っただけだから、なっ!!」
隊士がそう叫んでいる間に冨岡は縛り終わり、木に吊るした
暫く叫んでいた隊士だが、さして相手もせずに2人は背を向けた
『相手してる場合じゃないぞ』
冨岡「分かっている」
『炭治郎……あの時の子供だな?』
冨岡「あぁ」
『育手に預けていたのか?』
冨岡「あぁ、鱗滝さんに預けていた」
『……そうか』
冨岡「妹を、殺すか?」
『いいや、鱗滝さんが許可したんだろう?なら何も言わない』
冨岡「……そうか」
『急ごう、炭治郎の方は十二鬼月だ』
冨岡「あぁ」
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白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。(お節介すみません) (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます!正しくは累ですよ! (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月14日 21時