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#42 ページ43

遊廓の仕事には直ぐに慣れた

元来順応力の高いAにとっては仕事に慣れる事など造作もなかった

ただ、体を重ねないとはいえやはり触られる等はある

手を握られたり、肩を寄せられたり

「君の手は柔らかく美しいな、容姿も本当に美しい。まるで天女だ」

そう言い男は手を重ね、肩を寄せた

『そんな、滅相もない(この腕を斬り落としたい、小芭内が見たらどうなるか…想像しただけで恐ろしい。地獄絵図が出来上がってしまう)』

しかし任務を放棄する訳にはいかない

なにより須磨がいなくなってしまった

遊廓で居なくなる遊女は基本的に足抜と認識される

女将の話によると、須磨の部屋に足抜をするという内容の書記があったらしい

須磨もAも花魁まで上り詰めたが、須磨は花魁になった直ぐ後に姿を消してしまった

そして怪しい部屋も見つけた

南側の突き当たりにある部屋

そこは日の当たらない、鬼にとっては絶好の場所

仕事が終わるとAは急いで南側の部屋へ向かった

何かあれば直ぐに逃げ出せるように、着物の下には隊服を着ている

『(須磨がいなくなった。同時に入った私は必ず怪しまれる。動きが取れなくなる前にここだけ調べて須磨を探そう)』

バンッ

襖を勢いよく開けると、そこは何の変哲もないただの部屋

部屋の中央に帯が落ちているだけだ

『ここだけ嫌な感じがするのに』

そう言い帯を拾い上げた

グンッ

『!?』

突然帯が腕に絡みつき壁に貼り付けにされた

左腕だけは何とか避けたものの、両足と右腕は帯で動けなくなった

帯はグネグネと動くとAの顔ノ目の前に来た

『(駄目だ!逃げるしかない!)』

Aはふとこに入れていた短刀を顔の前にいる帯に左腕で投げ付け、すかさず着ていた着物を投げ付けた

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白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。(お節介すみません) (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます!正しくは累ですよ! (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月14日 21時

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