泣いた先の向こう [鬼滅の刃]

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時透「何だっけあの鳥？えーっと…」

『時透、たまには話を聞け…』

甘露寺「あの〜、でも疑問があるんですけど。お館様がこの事を把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか…？」

煉獄「……」

甘露寺「いらっしゃるまでとりあえず待った方がいいんじゃ…」

炭治郎「妹は…妹は俺と一緒に戦えます！鬼殺隊として、人を守る為に戦えるんです！だから…」

不死川「おいおい、何だか面白い事になってるなァ」

炭治郎の言葉を遮り1人の男が禰豆子の入っている箱を持ち、やってきた

不死川「鬼を連れたバカ隊員ってのはソイツかァ？一体全体どういうつもりだァ？」

【風柱･不死川実弥】

甘露寺「(不死川さん！また傷が増えて素敵だわ！)」

「困ります不死川様！どうか、箱を手放し下さいませ！」

隠の女性にそう言われるが不死川は聞く耳を持たず箱から手を離す気配はない

胡蝶「……」

黙る胡蝶は恐らく怒っている

甘露寺「(しのぶちゃん怒ってるみたい、珍しいわね！かっこいいわぁ！)」

胡蝶「不死川さん、勝手な事をしないで下さい」

不死川「鬼が何だって坊主？鬼殺隊として人を守る為に戦える？そんな事はなぁ……有り得ねぇんだよ馬鹿が！」

不死川は刀を抜くと禰豆子が入っている箱を刺した

箱を貫いた刀には血が滴っていた

箱を貫かれ、血の着いた刀を見た炭治郎は隠れの男性から逃れ、不死川に向かった

炭治郎「俺の妹を傷付ける奴は、柱だろうがなんだろうが許さない！」

不死川「そうかい良かったな！」

不死川は今一度深く刺すと、一気に刀を引き抜いた

『やめろ不死川。裁判は終わっていない、お館様の意向も聞いてない。勝手に行動するな』

不死川「隊律違反をした馬鹿には言われたくねぇなァ」

『馬鹿はお前もだろう。お館様のご意向と逆ならばどうする気だ？鬼を殺す事しか脳が無いんじゃないのか？まるで獣だな』

不死川「何だとォ？喧嘩売ってんのか、泣咲！！」

冨岡「やめろ！もうすぐお館様がいらっしゃるぞ！」

「『！』」

不死川が冨岡の言葉を聞き一瞬の隙を作った時

炭治郎が不死川に向かって走り出した

不死川も反応し刀を振るったが、炭治郎をそれを飛び避け、頭突きをかました

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