白い監視官[PSYCHO-PASS] 3

11染 ページ15

狡噛「A！」

縢「Aちゃん！」

『(全然見えなかった、僕の動体視力を上回るなんて！)お前のせいで、PSYCHOハザードが増してる…！』

飛鷹「知ってるさ、それが目的地だからな。婆ちゃんを救えなかった役立たずだ共を始末する、そのついでに実験も出来る。一石二鳥だ」

もがき飛鷹の手から逃れようとするが力強く握られている為身動きがまともに出来ない

飛鷹「シビュラは敵だ、この薬を作る事を違法にした。シビュラに支配されている限り、自由はない」

飛鷹が更に力を込めた

『ぐっ…』

飛鷹「楽園を作ろう。シビュラに支配された者のいない、完全な楽園を」

縢「Aちゃん！」

縢が直ぐにドミネーターを飛鷹に向けた

が、飛鷹は掴んでいたAを盾にする様に自分の前に出した

飛鷹「執行官は監視官を撃てない、クリアカラーの人間は撃てない」

縢「チッ！コウちゃん！ギノさん達呼ぼう！」

狡噛「今呼んだ！直ぐに来る！」

飛鷹「お仲間は必死だなぁ、公安の監視官」

『(今ドミネーターを向けても飛ばされる、持っていられても標準が定まらない！)異常者が…!!』

飛鷹「異常者はどっちだか？その真っ白な髪、血の様な真っ赤な瞳。アルビノだな、お前も充分異常者だろ」

『！…お前と一緒にするな！』

Aが飛鷹に反論したと同時に宜野座達が駆け付けた

飛鷹「監視官を助けに来た所で…！」

飛鷹の視界に祖母にはドミネーターを向けるAが映った

『どうせ犯罪暦持ちだ、保護はもういい…婆一人くらいなら、撃てる…！』

ドミネーター「犯罪係数、319、執行対象です。リーサル、エリミネーター、落ち着いて標準を定め、対象を排除して下さい」

飛鷹「止めろーーーーーーーーーーーっっ!!」

バスンッ

Aが片手の状態でドミネーターの引き金をひくと

飛鷹の祖母は肉塊となった

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