#99 ページ2
狡噛達と共にNONA TOWERを出た後
Aは自分の分の仕事が終わると自宅に急いで車を走らせた
自宅に着くと生体認証で玄関ロックを開け、急いでリビングに走った
『秀星！！』
リビングに入るとそこにはふとんを掛けられ、ソファーで眠る縢の姿
横にはアビィが居た
『良かった…』
アビィ「お帰りなさいませ！……その右腕は、義手でございますか？」
『あ、うん……そもそも消失してたからね。治る治らない以前の問題だから。秀星の様子はあれからどう？』
アビィ「手当は致しました、他には異常ありません。ただ、とにかくご主人の心配をしておられて……」
『………アビィ』
アビィ「はい」
『少し休んでおいで、疲れたでしょ？僕、3日は帰らなかったし』
アビィ「しかし…」
『大丈夫だよ、いくらAIドローンでも気疲れはする。今日の夜は居るから、ね？』
アビィ「…では、お言葉に甘えて！」
アビィは元気よく返事をすると別室へと行った
『…秀星』
Aは縢が寝ているソファーの横にしゃがむと、縢の頭を優しく撫でた
『秀星……僕、馬鹿だね。こんな事になるくらいだったら…！愛情を教えて貰うなんて嘘。ホントは、秀星に初めてあった時から、僕は知ってた。秀星が教えてくれた。でも、それを認めるのが怖かった！それを認めたら、光留みたいにいなくなりそうで！ホントに、馬鹿だ…ごめん、ごめん。もっと、早く秀星に答えてれば良かった！………ホントは、好きだよ…』
縢「…ホント？」
『！？』
恐る恐る顔を上げると…
縢が目を開け此方を見ていた
縢「今の言葉、ホント？」
『秀、星…』
縢「答えて？」
Aは縢の手を握り、涙を流しながら答えた
『ホン、トだよ…！秀星が居ないと寂しい。秀星が居ないつまらない。秀星が、秀星が、居ないと……！好きだよ、大好きだよぉっ！』
愛を伝えるとAはわんわんと泣いた
縢は少し微笑みながら、自分に縋る様に抱きついてくるAの頭を撫でた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明里香(プロフ) - 12話、だ僕じゃなくて、打撲です。また、夢主縢にじゃなくて、夢主は縢にです。 (2022年10月2日 11時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 11話、役立たずだ共じゃなくて、役立たず共です。 (2022年10月2日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 10話、乗れられているじゃなくて、乗せられているです。 (2022年10月2日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話、縦にじゃなくて、盾にです。 (2022年10月2日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話、本腰じゃなくて、ホンボシです。 (2022年10月2日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルサールカ | 作成日時：2019年11月10日 2時
