3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ8)

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Ⅵ ページ8

～二週間後～

ジーメンス「お初お目にかかりる、ゲオルグ･フォン･ジーメンスだ。ご招待感謝する」

グレイ「どぉも、パーティの準備出来てる？」

『二週間ぶりだね、シエル君……じゃなかった！ファントムハイヴ伯爵？(·∀·)ﾆﾔﾆﾔ』

シエル「くっ……！」

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グレイside

正直言うとボクはファントムハイヴが嫌いだからきたくなかったんだけど、思いのほか料理が最高にうまかった！

けどそんな浮かれたボクの気分はスグに飛んでいった

アイリーン「やめなさいと言っています！いやらしい手でベタベタと、もう我慢出来ません！」

ジーメンス「いや失礼、そういった格好をされているとつい。そちらのお嬢さんも中々美しいですな。お名前は？」

ジーメンス卿が絡んだのはAだった

『…………A･グレンヴィル』

渋々といった様子だったがAは嫌そうな顔をしながら名乗った

ジーメンス「ほぉ、貴女が女王陛下の3人目の執事と聞く者ですか！これはこれは、グレイ伯爵と共におりましたが存じませんでしたので。」

『いいえ。別に気にしていないので。なのでその手を話してもらえますかジーメンス卿』

そう言うルリの目線の先にはAの腕を掴むジーメンス卿の手があった

ジーメンス「いやぁ、貴女の様な美しい女性を見るとつい」

『…離してください』

ジーメンス「それは聞けませんなぁ…」

『僕をヴィクトリア女王陛下の執事と知っての無礼ですか』

ジーメンス「ハハハ、宴の席でそんなも関係ない━━」

するとAは痺れを切らしたのかジーメンス卿の手をはたいた

ジーメンス「なんだその目は…女の分際で！」

パァン