IV ページ6
セバスチャン「我がファントムハイヴ領の地鶏の卵をたっぷりと使用したカスタードパフでございます。どうぞお召し上がりください」
『……(・〜・)ﾑｸﾞﾑｸﾞ美味しい！』
バルド「おいセバスチャン、コイツら何なんだよ！」
バルドがそう言うと3人は自己紹介をした
グレイ「ボクの名前はチャールズ・グレイ」
フィップス「俺の名前はチャールズ・フィップス」
『……A･グレンヴィル』
グレイ「我らが女王陛下の秘書武官兼執事、よろしくねっ」
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シエル「ファントムハイヴ家で正餐会を？」
フィップス「もてなして頂きたいのはゲオルグ･フォン･ジーメンス卿。ドイツの御仁で陛下のとうえんに当たる。英国の産業や民間文学に興味をお持ちだ。貴殿であればこの客人を喜ばせるゲストを呼ぶ事も可能だろう」
シエル「だが、面識のない僕がもてなしたところで客人の気が休まるとは思えない。陛下がおん自ら接待されては如何か」
『いいんですかぁ、そんな事言っちゃって』
それまでグレイとフィップスの間で黙って紅茶を飲んでいたAが口を開いた
『先だっての連続誘拐事件、陛下は伯爵の報告に疑念を持っておいでです』
シエル「！」
『犯人は死亡、子供達は手遅れにつき亡きものに。果たしてあの報告に偽造は無かったのか？女王陛下はあなたに疑念を抱いておいでです…今回のご用命、イメージ挽回のチャンスなんじゃないんですか？^^*』
暫くの間沈黙が続く
シエル「………分かりました。お受けしましょう」
『ちなみに僕とグレイも御目付け役で参加させてもらうけど…いいよね？』
シエル「…はい」
フィップス「では、我々はこれで」
『二週間後を楽しみにしてるよ！あ、そうだ。伯爵』
シエル「？何でしょう」
『初めてあった時から思ってたんですけど、伯爵って小さくて女の子みたいで可愛いよね〜！』
シエル「なっ！！！」
『じゃあ、バイバ〜イ！』
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作者名：ルサールカ | 作成日時：2017年9月7日 0時
