3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ46)

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XLII ページ46

『証拠はもうファントムハイヴが抑えてるって言ってたから僕達は見張り兼護衛』

フィップス「分かった」

グレイ「で、ボク達は何をすればいいの？」

グレイの問にAは驚愕の話をした

グレイ「ダメ！絶対ダメ！」

ダメって言われても…ファントムハイヴだけじゃ絶対手こずるよ？』

フィップス「グレイ。承知しろ」

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翌日第3美術室

モーリス「━━で、何の用？こんな所に呼び出して。しかもグレンヴィル先生まで…僕白鳥宮に行かなきゃ行けないんですけど」

シエル「お時間は取らせません。少し確認したい事があるだけです」

モーリス「……その他確認の為だけにグレンヴィル先生まで呼ぶ必要ある？」

『君相手だと先輩相手で緊張するからって言われてね、寮は違うけど可愛い生徒の為だからね^^*』

シエル「…コール先輩、先日のお呼ばれの件、やはり貴方の伝達が間違っていたようです」

モーリス「まだそんな事言ってんの？人のせいはよくないよ」

シエル「友人がクラスメイト達に確かめてくれました。何せ先輩は学園一の美少年、野次馬も多い。ちなみに[″4時に″と言い間違えていた]と証言したのは18人です」

モーリス「！」

シエル「いや、言い間違いでは語弊があるかな。貴方はわざと間違えたのですから」

モーリス「フン、言いがかりも甚だしい！」

『なら、ジョアン･ハーコート君…他4人の子の件はどう説明するの？』

モーリス「？先生まで僕を疑うんですか？」

『疑うわけじゃないけど嘘は良くないからね』

シエル「監督生が白鳥宮に招待した生徒達、その中ですっぽかした全員が貴方からの伝達トラブルが原因だと言っている。監督生の寮弟の立場で弱い者を貶めるなんて…実に卑怯で小狡い、大嘘つきのする事だ!!しかし貴方はその監督生の寮弟の仕事すら他人任せにしてる」

モーリス「はぁ？意味わかんない」