3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ40)

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～翡翠の獅子寮(グリーンライオンりょう)～

『皆こんにちは！今日から暫く緑寮(グリーンハウス)の講師をします、ルリ･グレンヴィルです！よろしく！』

グレイ「同じく、チャールズ･グレイ」

フィップス「同、チャールズ･フィップス」

A達が担当するのは翡翠の獅子寮
当然寮生は騒いだ

「おい、グレンヴィルってあの…！？」

「Wチャールズだぞ！」

グレイとフィップスの所属していた寮は翡翠の獅子

Aが所属していたのもまた翡翠の獅子だった

白い燕尾服を着た3人に生徒達は緊張していた

『ねぇ、君が緑寮の監督生？』

グリーンヒル「は、はい！ハーマン･グリーンヒルといいます！」

『グリーンヒル君ね！よろしく！^^*』

そう言いAがグリーンヒルの手を握った瞬間…

グレイ「ちょ、A！触っちゃ━━」

ドタッ

グリーンヒルが突然倒れた

『え、グリーンヒル君！？』

フィップス「ハァ…全く。何をしているんだ」

グレイ「ダメじゃんA、緑寮の生徒は女性に弱いんだから…」

『あ、そうだった…忘れてた』

緑寮の生徒は昔から何故か女性に弱く、女性に触れるだけで気絶する者もいた

Aが知っている限りでも、弱くなかったのはグレイぐらいだ

フィップスでさえも昔クリケット大会の際に女性にぶつかり謝りはしたが気にしすぎて体調を崩した事もあったほどである

『大丈夫？』

Aがグリーンヒルの顔を覗き込んだ瞬間、今度は鼻血を出して気絶してしまった

『あらら、緑寮の女性の弱さは相変わらずか…』