3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ31)

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～翌日～

グレイ「女王陛下、お聞きした事があります」

ヴィクトリア「あら、貴方が質問なんて珍しい事もあったものね。どうしたのかしら？」

グレイ「…の事です」

の事

それだけで何故か陛下は全てを察した様子だった

ヴィクトリア「グレイ、大丈夫よ。貴方が言わずとも私にはわかっていました。のあの様子は異常です」

グレイ「異常、ですか？」

ヴィクトリア「えぇ。今日貴方とフィップスが来るより早くが私の元へ来ました。その時に聞きました…″自分はいつになったら父親から解放されるのだろう″と。もし解放されなければ自分は死ぬしかないのかと…そういう彼女は……笑いながら言っていました」

グレイ「笑い、ながら…？」

ヴィクトリア「えぇ。あの笑顔は異常です。あのままでは何をするか…」

グレイ「何するかって……どうゆう事ですか」

ヴィクトリア「そうね……ハッキリ言うと、殺し」

グレイ「！？ちょ、ちょっと待ってください陛下！いかにがその様な状態でもそこまでは━━」

ヴィクトリア「グレイ」

グレイが慌てた様子を見せると女王陛下はグレイを遮り真実を語った