3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ4)

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Ⅱ ページ4

～英国宮殿廊下～

『陛下は甘いよ。おいたがバレたってのに仕置だけで済ますなんて』

グレイ「そうだよ、どうせなら伯爵の屋敷ごと焼き払えばいいのに」

フィップス「昨日も言っただろう。それは陛下がお決めになる事だ。俺たち執事の決める事じゃない」

『だってファントムハイヴ嫌いなんだもん！なんであんなガキが伯爵なわけ！？僕たちの方が年上で何でも出来るのに！』

フィップス「何でも出来ればいいというものではない。いつも言っているだろう」

『……フィップスはファントムハイヴ伯爵の味方なの』

Aは不貞腐れたような顔で頬を膨らませた

グレイ「味方とか敵とかそういう問題じゃないでしょ、A。問題は″どの程度の仕置″かでしょ。ボク的にはもういっそ殺しちゃうってのはどうかな？^^*」

『でもそれだと陛下のお怒りに触れるよ。あぁ見えて陛下怖いでしょ？』

フィップス「減らず口を叩いてる暇があったら仕事にはかかるぞ。ちゃんと陛下の命は聞いていたんだろうな？」

『聞いてるよ。グレイじゃあるまいし』

グレイ「ちょ、何その言い方！ボクが人の話聞いてないみたいな！」

『べっつにー、そんな事僕一言も言ってないもーん。あははははは！^^*』

Aはひとしきりグレイを揶揄うと先に廊下を走りながら外に出てしまった