3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ23)

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ビザールドールが最後にAの首筋を噛もうとした時…

ドスドスドスドスドスドスッ

Aの周りにいたビザールドールが全て床に倒れた

グレイ「死体の分際でボクの女に触るな…！」

『グレ、イ…』

グレイ「しっかりして。今からスグにボートに行くから」

『うん……ゲホッ！』

グレイ「！」

『だい、じょうぶ…歩けるから』

グレイ「そんなんで歩ける訳ないでしょ。ほら、今は何もしなくていいから」

そう言うとAを軽々と抱っこした

『い、いいよ。重いでしょ？』

グレイ「ダメ。ていうか重くないし、むしろ軽すぎ。ちゃんと食べてるの？」

『た、食べてるよ！それに抱っこなんて子供みたいだし…』

グレイ「え～、僕に抱っこされて嬉しいって？^^*」

『グレイ！ちゃんと話聞いてよ！ねぇってば！』

グレイ「はいはい、よしよし！」

グレイは全く聞こえないと言うような様子でAの背中を子供をあやす様にポンポンした

『むぅ……恥ずかしいのに//////////』

顔を赤くしながらグレイの首に顔を埋めた

グレイ「恥ずかしいの～？小さいから運びやすいよね！」

『小さいは余計……』

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･

～カンパニア号一等旅客用デッキ～

デッキに着くと既に救難活動は最終どころだった

グレイ「悪いけど、ボク達先に乗せてくれない。怪我人がいるんだ」

グレイが言うと船員は快く許した

『っ………』

グレイ「痛むの？」

『ちょっとだけ…』