3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ20)

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XVII ページ20

女性「きゃあぁぁぁぁぁぁ！」

乗客の女性に1体のビザールドールが迫っていた

ドスッ

『下がってください』

ビザールドールを倒したのはAだった

グレイ「Aやるぅ！」

フィップスは怪我のない者にボートを下ろすのを手伝う様に支持して乗客を避難させた

フィップス「そう言えば、あれは化物だぞ。大丈夫なのか、グレイ」

『グレイは剣で切れるものなら怖くないもんね！でしょ！』

グレイ「その通り！」

フィップス「そうか……では、参る！」

フィップスが言ったのと同時に3人はビザールドールに斬りかかっていった

『ただの肉の塊の身で僕に勝てると思ったの！甘い甘い！』

ドスドスドスッ！

そう言うと一気に5体倒した

フィップス「A、この化物は個体差がある様だ。侮るなよ」

『分かってるって！』

グレイ「ところで、A今何体倒した？」

『えっとね……ざっと18体ぐらいか、なっ！』

ドッ

グレイと喋りながらでもAはビザールドールを斬っていく

グレイ「あと2体で追いつくし！」

フィップス「グレイ、これは競うものではない」

グレイ「分かってるって！」

フィップス「お前達は同じ事を…」

溜息をつくフィップスに目もくれず、Aとグレイはビザールドールを殺していた

余裕

そう思っていたAだったが次の瞬間予想外の声が聞こえた

？「ふぇ～～ん！」

3人「『！！！』」

声のした方に振り返るとそこには5歳くらいの女の子がいた

『子供！？何で此処に！』

フィップス「まさか…！はぐれて逃げ遅れたのか！」

そうこうしている間にもビザールドールは女の子の方に行く

グレイ「クソッ！この数じゃ助けたくても！」

女の子「お父さん～！お母さん～！」

グレイ「間に合わない！」

ザシュッ

女の子の前にいたビザールドールは倒れた

『君、大丈夫？』

Aが間一髪で後ろから脳天を突き刺したのだ