3人目の女王の執事[チャールズ･グレイ] (ページ12)

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それから皆で話し合い追い詰めた犯人はウッドリーだった

ウッドリー「待て！やつを唆すなら誰でもできる！他の奴らのアリバイも無かったことになるぞ！」

しかし暖炉を調べると毒が入っていたであろうビンが見つかった

ウッドリーはひたすら否定したがこの状況で信じる者はいなかった

そしてAとグレイの前で言ってはならない事を口にしようとした

ウッドリー「コイツは！女王の番━━」

シャキン！

グレイ「黙れ。言い訳はいいよ、話は牢屋でゆっくり聞いてあげるからさ」

Aとグレイがウッドリーに剣を首筋に突きつけた

ウッドリー「俺は、俺はやってない…！」

『うるっさいなぁ…！僕今イライラしてるんだから静かにしてよっ』

そう言うと剣に力を込め首に当てた

ウッドリーの首筋からは血が少しづつ出てくる

ウッドリー「ヒィ！た、頼む！命は！」

『さっきの言葉を言うなら今度こそその首跳ねるから』

それを機に事件は解決した

･

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10数時間後

とある山道

ドドドドドドッ

山道に馬車の走る音がする

ウッドリー「俺はアイツにはめられたんだ…こんな…こんなはずじゃ……」

そう言うウッドリーの隣には静かに寝息をたてているAがいた

ウッドリー「…そうだ、この女を人質にすれば！」

思い立ったウッドリーはグレイを呼んだ

グレイ「何、罪人の分際で僕を呼びつけて━━」

ウッドリー「ハハッ…こいつを殺されたくねーなら俺を解放しろ」

グレイ「………」

グレイの目の前にはウッドリーに首から耳を舐められるA

『っ………(気持ち悪っ！我慢我慢！)』

コツコツコツコツ

グレイはウッドリーに近づくと静かに言った

グレイ「その汚い手を離せ。ボクの女に気安く触るな」

ウッドリー「ハッ！そんな口聞いていいのか？その気になってこの引き金を引けばコイツは1発であの世行きになるぞ」

そう言い再び舐めた

『うぅ………グレイ…(こいつはっ倒してもいいかな…？)』