【HQ】真面目彼女【二口堅治】 (ページ9)

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真面目ページ9

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そうあの日
二口からキスをされた日

どんな気持ちで私がいたのか分からないであろう二口くんにキスをされた

『何するんですかっ………！』

二口「何ってキス？」

清々しい顔でそう答える二口くんに殺意を湧いたこと今でも忘れてない

『ふざけてるんですか？貴方、普段からこんなことしてるんですか。最低ですね』

二口「してねぇよ」

じゃあ………

『じゃあ、なんだって言うんですか。いきなりキスを好きでもない子にして楽しいですか！？こっちの気も知らないでそんなことしないでください！！』

言ったあとに後悔した
こっちの気も知らないでって二口くんのことが好きだと言っているようなもの

二口くんは口を開けて唖然としていた

こうなればもういっその事言ってしまえ

『私の周りは皆、不良のような人が集まってきてました。

だけどそんな二口くんが喋りかけてくれてすごく嬉しかったんです。ちょっとした言い合いするのが楽しくて

そしてどんどん

二口くんのことが好きになっていったんです』

告白はしない、密かに想うだけと思ってたのに

『そんな好きな人からキスなんてされたら都合のいいように捉えてしまうじゃないですか』

二口「都合のいいように捉えろよ。俺にとったら好都合」

彼はニヤッと笑って私を抱きしめた

『…………私でいいんですね』

二口「おう。順番めちゃくちゃだけどさ、俺九条さんのこと好き」

先に告白されっちまったけどなと笑いながら言われ恥ずかしくなりうるさいと答えた

二口「これからもよろしくなA」

『はい、よろしくお願いします』

いきなり名前呼びはずるいと思う
ね、堅治

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