Story 48 変更あり ページ2
明日は創立記念日で休みだ。
その休みを使って、文化祭に使うものを、実行委員と学級委員で買い出しに行かなければならないらしい。
文化祭まであと5日。
メニューや教室のレイアウトはもう決まっていて、残りの日は全て文化祭準備に充てられることになっている。
「ごめんね、私、明日は塾があって…」
「悪りぃ、俺もバイト入ってる」
紅音と樹はこれないらしく、
「俺は、あいてるよ。Aは？」
「なんにも、ないよ？」
「…じゃあ、2人で行くか」
北斗はいたって普通で、
私も、前々から北斗とはよく二人で出かけたりもしていたから、なんの違和感もなかった。
でも…
.
今日は私の家で2人で晩御飯を食べて、帰ろうとする樹を見送ろうとしていた時だった。
「A…」
「、、どうした、の？」
私の名前を呼んで、
ギュッ
「ごめん、明日の、行かせたくない…」
なんて言うから、
「北斗だよ？」
「北斗だから、こそ…」
なんて言うから。
「ばか。期待しちゃうじゃんか」
「…期待って、何？」
「…別に」
「自惚れそうになる」
多分、お互いがお互いの気持ちに、勘づいた瞬間。
「ねぇ、私、樹のことが…」
勢いで、そう口にしそうになって、
「今の俺、余裕ないから、待って。
…もうすぐ、俺が言うから。」
そのもうすぐが、いつかはわからないけど…
「…今日、泊まってかない？」
私の期待が、勘違いじゃありませんように。
神様、少しの間だけ、自惚れさせててください。
.
「…お風呂、大丈夫だった？」
「おぅ、まぁ、昔使ったことあるしな」
「そうだね」
2人で、何を話すでもなくぼーっとして、
「…」
「…」
ぎゅ
「…どうした？急に。」
「なんとなく、」
「お前さ、前にも言ったけど…「樹ならいい。」
「…は？」
どうしてか、頭の中で何も考えられなくて、口だけが先に動いていく。
「樹なら、いいの…」
「悪りぃ、離れて」
…樹から、拒絶された。
急いで樹を抱きしめていた手を離して樹から離れると、
「…理性吹っ飛びそうになるから」
そう言って髪をかく樹の顔はほんのり赤くて、
「お前のことは、絶対大事にしたい」
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アミ☆彡.。 - 何度もすみません(汗 移行前のタイトルの話でご自分ではダサいとおっしゃっていましたが、私はすごく素敵なタイトルだと思いました。青春をブルー･スプリングと言い換えるとは発想が素敵です！いいですね、羨ましいです！ (2017年7月30日 15時) (
レス) id: db6bf65f54 (このIDを非表示/違反報告)
アミ☆彡.。 - とってもキュンキュンします！私はこのお話の樹くんのキャラがすっごい好きです。一見チャラくて怖そうでも、本当は(不器用だけど)優しいのがたまらなくいいです。忙しくて更新できない時があるかもしれませんが、私は信じて待っています。頑張ってください！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: db6bf65f54 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく - 更新されないなら期待したくないので消されても構いません。このお話自体はとても好きなのですが。 (2017年3月26日 3時) (レス) id: 86b0595696 (このIDを非表示/違反報告)
miki - こんにちは！この話ドストライクに大好きです。更新応援してます (2017年3月7日 10時) (レス) id: 32b0bd5e4e (このIDを非表示/違反報告)
ami☆ - この話を見つけてから、一気読みしました。もう、ドキドキしっぱなしです！これから、北斗くんの心が変化するのか、戻るのか楽しみです。更新頑張ってください。待ってます！ (2017年2月23日 0時) (レス) id: 73d1008c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっぷちゃん | 作成日時：2016年7月31日 12時
