二十九話 ページ30
湊「おーいとーくーがーわー！！」
楓「…全く…」
徳川｢どうした二人とも｣
湊｢俺らの後輩で弧月Aって奴が居るんやけど｣
徳川｢……あぁ彼か｣
中学生達は潰し合いをしているハズだったが
3人俺と鬼さんが打ち合っているコートに来た
俺は越前くんと鬼さんは遠山くんと試合して弧月Aと名乗った中学生だけは試合の様子をじっと見ているだけだ
徳川｢…キミもやるのかい？｣
そう聞いても楽しみは後で取っておくと答えた
この2人も弧月中だと話していたから後輩だというのは彼の自己紹介の時に分かったが……
徳川｢何故彼が出てくるんだ｣
湊｢いや〜楓がAやったら上位に勝てるって言うんや
徳川どう思う？｣
徳川｢どう思うと聞かれても……｣
湊｢きっとすぐ上がってくるでA
今なお進化し続けてるらしいしな☆
楓曰く
徳川｢……フッ楽しみだな｣
湊｢……けど俺は海斗にも期待しとるで楓｣
楓｢……彼奴はそうだな……正直怖いな｣
徳川｢……怖い？｣
楓｢Aがメキメキと日々進化していくタイプだとしたら
＿＿＿＿海斗は何かがきっかけで一気に成長するタイプだ｣
湊｢ちょっ！何恥ずかしい事バラしてくれてんの？！｣
徳川｢俺は事実を言ったまでだ｣
チラッと戸塚くんの方を見ると口を開けて驚いている
湊｢あーもう折角無理して厳しい先輩演じたのに｣
徳川｢悪かったな｣
湊はまだ唖然とする戸塚くんに悪戯っぽくペロッと舌を出し片目を瞑る
海斗｢……俺が…｣
徳川｢そういうわけだ戸塚くんもっと自信を持っていい｣
海斗｢……〜ｯ！はい！｣
さっきまでと顔つきが違う
気持ちは少し落ち着いたようだ
あの2人に怖いと言わしめるその実力……楽しみだな
さっきは湊先輩の言葉を否定したでも全て図星だった
あの事もあって1人で抱え込まないようにしていたけどコンプレックスだけはどうしようもない
幼い頃からずっと一緒に居るAの事は大好きだけど才能に恵まれたAに内心コンプレックスを抱き……多分嫉妬していた
けどAは何時だって俺と本気で向き合ってくれていたと思う
AはAで俺の事が羨ましいと言ったこともある
成長の仕方なんてそりゃ人それぞれだよ
海斗｢……俺もテニスを楽しんでもいいかな…？｣
＿＿＿……いいも何もテニスって楽しいだろ
湊｢おー怖っ土壇場で覚醒しよったわ…☆｣
天衣無縫の極み＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - ワンにゃんさん» ありがとうございます！ゆっくりかと思いますがこれからも楽しみに待っていただけると嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ (2020年7月27日 6時) (
レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
ワンにゃん - 面白いです！これからも更新楽しみにまってます！頑張ってください！ (2020年7月17日 22時) (レス) id: ef2c77108f (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - こころさん» ありがとうございます！返信遅くなりすみません........応援のお言葉嬉しいです(*´ω｀*)これからもスローペースかもしれませんが楽しみに待ってていただけると嬉しいです！ (2019年10月30日 18時) (レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 久しぶりに新テニの小説見てこれいいなって思って最初から見ました！！続き楽しみにしてます！！ (2019年10月18日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
魔神 - 弧月は、天衣無縫の極みを使えますか。 (2019年6月10日 14時) (レス) id: 2a299f73c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：九瑠璃＠舞流 | 作成日時：2018年11月28日 23時
