【新テニスの王子様】長身長髪最強男子【男主】

二十五話 ページ26

副部長｢嫌やな海斗

俺はとっくの前に引退して副部長はAに託したやろ｣

海斗｢…そうですね湊先輩｣


目の前に立つ2人はよく似ている

海斗｢湊先輩のお兄さんですか｣

｢｢おーっ｣｣(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

湊｢兄の修二くん

なんで修二くんは弧月学園や無かったかって？｣

何か重大な事情があるんだろうか

思わずゴクッと唾を飲み込む

湊｢修二くんは飛行機に乗れん身体なんや……！｣

海斗｢……え？｣

予想の斜め上を行く言葉に戸惑いを隠せない

海斗(確か副部長は南の方の島出身って……)

…なるほどそれなら合点がいく

いや別に湊先輩のお兄さんが弧月中に来なかった理由は聞いてないが……

湊｢今日5番コートとの試合やろ？｣

海斗｢まぁ一応……｣

修二｢湊オカンくんは出ぇへんらしいで｣

湊｢え？！｣

湊先輩は驚いて俺の顔を見る

湊｢何で何で？！よっしゃ応援したろーって思っとったのに……｣

本気で膝をつき絶望している

湊先輩は中等部に居た時から何かと大袈裟な反応をする事が多かった

海斗｢……すみません｣

湊｢俺が抗議に行ったる！｣

海斗｢えっ良いです良いです！やめてください！｣

修二｢おぉ…？！びっくりした〜｣

海斗｢あっすみません……｣

修二｢いやいや…それよりオカンくん｣

海斗｢はい？｣

もうオカンくんと呼ばれるのに慣れてしまい反射的に返事をする


修二｢何がそんなに怖いん｣

海斗｢え｣

湊先輩のお兄さんがジッと目を見つめる

修二｢今も練習の時も何かに怯えとるんは見え見えやで☆｣

少し茶化して言うがその目は何かを探るように俺を見ている

……怯えている？
自覚が無いとは素直に言えない

鬼先輩に言われる前から俺は此処では戦えないと考えていた

部長とはいってもあくまでこの性格が部長向きだったというだけだ

海斗｢……｣

修二｢…よっしゃ湊オカンくんコート行くで☆｣

そう言って俺のラケットバッグを取ってセグウェイに乗りながら颯爽と走っていく

海斗｢え？！｣

湊｢ちょっ修二くん！｣

湊先輩に腕を引かれお兄さんを追いかける＿＿＿＿
✂-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂
前年度部長 花房 楓
現在は負け組(特に弧月中メンツ)の監視役

前年度副部長 種ヶ島 湊
現在は基本的に自身の練習
そして時々中学生達の様子をみて弧月中メンツの成長度合いをコーチに報告している
種ヶ島修二の弟で仲は良好

共に高校1年生

はいまた人数が増えました…＿|＼○＿

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