【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

卒業 結局 ページ29

弧月「…決まってからもずっと悩んでいた

…信乃との試合の時も言ったが…俺はこのメンバーが大好きだ

…まだ一緒にプレーしたい気持ちは強い」

龍輝「じゃあ何でだよ」

弧月「…今日の試合で…安心した」

龍輝「はぁ？」

弧月「…龍輝と千郷は…小学生の頃俺達がテニス部に誘った

……無理させたんじゃないかと…ずっと心配していたんだ」

千郷「そんなの今更過ぎるよ」

弧月「…そうだな」

千郷「…俺はAのおかげで自分の長所を見つけたり

自分を必要としてくれたのが嬉しかった

それにテニスが…このチームが俺も好きだ

最初から無理なんてしてないよ」

龍輝「…俺もだ｡形式にとらわれず自分を表現出来る此処が…

それにいつも一緒にいるお前らが大好きだ

…だから聞かせてくれお前…テニスは続けるんだよな？」

弧月「あぁ…当たり前だろ」

龍輝「…じゃあ言うことねぇよ

テニスしてりゃいつかは会えんだろ」

千郷「そうそう！それに今はSNSで繋がれるからね」

海斗「…A」

弧月「…海斗」

すまないと海斗に頭を下げるとぽすっと手が置かれた

海斗「…俺も何処かでは気付いてたよ

まぁただの予感であってほしいとは思っていたけど…

それでもAが考えて決めた事なら俺は応援するよ

…Aがずっと俺にしてくれたようにね

だから頭をあげてよ




…というか俺の頭より低い位置にAの頭があるとおちつかないんだけど…！」

その言葉で部員全員が吹き出した



龍輝「隠してた罰だ…俺にも頭撫でさせろ！」

千郷「俺も便乗♪」

双子「俺らも！ほら滅多にない機会だし信乃も！」

信乃「えぇ？！」

弧月「バッ…龍輝髪を掴むな…！」

普段はこんな事されないので嬉しい…気はするが恥ずかしいし

何より全員で来られると痛い

それでも……



流亜「あっ…A先輩嬉しそう」

笑ってしまうのは俺がこのチームを好きだからだろう

龍輝「流亜は特別小さいからな！」

流亜「…煩い馬鹿この位置なら届くし……」

「「……」」

流亜がぷるぷると手を伸ばす…

弧月「……(スッ」

流亜「…ほらこれ位は届くし」

龍輝「いや今Aが屈ん…(千郷「そうだね(馬鹿は黙ってて)」…おう」

弧月「…だが流亜はまだこっちだな」

流亜の頭にぽんっと手を置いて優しく撫でると下を向いてしまった

辛うじて見える耳は赤く，小声でこう呟いた

流亜「…帰ったときには中等部寄ってくださいね」

弧月「…あぁ勿論だ」

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