【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

百七話 肝試しスタート ページ16

仁王の提案で俺含む四人は驚かさなくていいと言う事になった

金太郎「なあAの兄ちゃん！コレでええかー？」

弧月「…いい…と思うが…」

シーツを被ってはしゃいでいる遠山

他の三人は未だにプルプルと震えていた

弧月(…脅かし役でこれなら…大丈夫か…？)

時間は勿論過ぎていくわけであっという間に日が落ちた＿＿＿＿＿＿＿


跡部「脅かし役の俺様たちが此処を出発して10分後に手塚達が出発だ

その後は5分毎に出発していき真田のチームを脅かしたら俺様たちは戻っていく

それでいいな？」

向日「嫌って言ってもどうせやるんだろーが！」

跡部「あーん？何当たり前の事言ってんだ」

涙目で訴えるが流石跡部

その言葉を一蹴した

跡部「5〜8は出発するぞ」

赤也「Aさぁ〜ん……」

涙目で見つめてくる

弧月「……手…繋ぐか…？」

すると目を輝かせて俺の手を取った

弧月(…犬みたいだ…)


侑士「岳人は俺が手握ったろか？」

向日「ユーシ絶対脅かしてくるから嫌にきまってんだろ！」

侑士「酷いわ…」


言われた通りゴール近くに四人で固まる

スタート前仁王は何処からか小さなライトを取り出して俺に渡してきた

特にやることもなく待っていると何処かから悲鳴が聞こえた

「「ヒッ…？！」」

弧月「…今の声……遥か…？」

脅かし役の筈だが…と思ったが部屋割表を見て納得した

手塚の班には千郷がいる

弧月「…彼奴は…」

ため息をついたとき足音と話し声が聞こえた

千郷「そういえばA達がまだだね

Aを脅かしたいんだけど…」

丸井「…弧月って驚くのかよぃ？」

千郷「さぁ？ホラーは好きだからどうだろうね？」

丸井「てか俺ら脅かし役じゃねぇのに脅かしちまったぜ？

さっきのお前んとこの双子のどっちかだろ？」

千郷「さっき俺が脅かした方が弟の遥だよ」

足音と話し声が遠ざかっていく



弧月「…やっぱり千郷か…」

菊丸「A〜…俺もう嫌だよ…」

その会話を聞いて三人は余計に怖くなったのかギュッと固まる


弧月「…もう行った…大丈夫だ…」

三人は声を揃えて大丈夫じゃない！と小声で叫ぶ

菊丸「だって次は不二だよ？！」

赤也「しかもそのあとは幸村部長ッスよ？！」

向日「最後日吉だぜ？！

あいついつもホラーの本ばっか読んでるし…

前彼奴に無理矢理聞かせられたんだよ…！」

弧月「…そ……そうか…」

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